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千葉県鋸南町

鋸南病院移転改築も/30年度までの発展計画/鋸南町

2026/02/10 日刊建設タイムズ

 鋸南町は、2026~30年度を期間とする過疎地域持続的発展計画を3月下旬までに策定する予定だ。計画に基づき、「特色を生かした個性的な地域づくり」「産業の振興・住環境の整備」「資産の有効活用」に重点を置き、地域の活性化・持続的発展施策を展開する。素案では、地域医療の中核を担っている国保鋸南病院について、必要に応じて施設の改修などを行い維持改善に努めるとともに、施設の老朽化に伴い移転先や整備手法を検討するとした。

 道路に関しては、一般国道127号の安全走行と渋滞緩和を図るため、屈折交差点の改良、富津市境を通る狭小トンネルの拡幅、連続降雨量200mm以上による通行規制の改善を要望する。

 富津館山道路の富津竹岡インターチェンジ以南の4車線化の早期完成を強く要望する。

 富津館山道路のインターチェンジと接続している主要地方道鴨川保田線および一般県道外野勝山線は、アクセス道路として渋滞緩和、安全性・走行性を向上させるため、新設・改良工事の早期完成を要望する。

 佐久間ダム公園および周辺地域を、頼朝桜を中心とした花の一大観光拠点として確立すべく、景観づくりや観光拠点施設の整備を進める。具体的には、佐久間ダム公園の遊歩道などを整備する。

 笑楽の湯については引き続き施設整備を進め、観光客の休憩施設として温泉を提供する。近接する旧佐久間小学校跡地は、笑楽の湯、バーベキューハウス佐久間小学校、老人福祉センターとの連携を図りつつ、都市と農村の交流拠点として整備および多目的な活用を検討する。

 漁港施設に関しては、ストックマネジメント事業による長寿命化を図るとともに、今後は高潮対策や耐震基準に適合した整備を行う。

 道の駅保田小学校を拠点として町内を周遊できるルートを整備し、さらなる集客を図る。

 町営住宅は、1970年に建設された第2種住宅32戸がある。修繕費が年々増加していることから、今後の施設利用方針の検討が必要な状況にある。

 老朽化した水道管の更新に当たっては、断水リスクが比較的高い基幹管路や医療機関・避難所などの重要施設までの管路を優先して整備する。

 鋸南町浄水場の耐震改修に向けた取り組みとして、耐震診断や工法の検討などを行う。湯沢配水場は、有事の際や他施設の改修に際して有効活用できるよう改修を実施する。

 農業・農村の基盤整備について、耕地の基盤整備をおおむね完了していることから、今後は集団的な水田整備に当たって高生産性ほ場整備を推進していく。

 消火栓の増設や、老朽化した防火水槽の更新および改修を行い、大規模災害に備えて耐震性防火水槽の設置を検討する。

 主な事業は次の通り。

 ▽産業の振興=道の駅きょなん改修事業、大黒山展望台等改修事業、笑楽の湯整備事業、都市交流施設改修事業、佐久間ダム公園整備事業、旧佐久間小活用計画策定事業

 ▽交通施設の整備、交通手段の確保=町道2―202号線(両向)改良(舗装・排水)、町道2―206号線(大崩)改良(舗装・排水)、町道1―105号線(田町)改良(舗装・排水)、町道3015号線(市井原)改良(舗装・排水)、町道2105号線(田子)改良(舗装・排水)、町道1―106・4037号線(大崩)交差点改良、町道1010号線駐車場(保田)舗装・安全施設、町道2001号線駐車場(竜島)舗装、道路長寿命化事業橋梁点検・トンネル点検、橋梁長寿命化事業(神田2号橋)、橋梁長寿命化事業(神田1号橋)、橋梁長寿命化事業(堂面橋)

 ▽生活環境の整備=谷田浄化槽改修事業、消防団詰所改修事業、町営住宅建て替え事業

 ▽子育て環境の確保、高齢者などの保健および福祉の向上・増進=保健福祉総合センター改修事業

 ▽医療の確保=鋸南病院施設整備検討事業

 ▽教育の振興=小学校長寿命化改修事業、中学校長寿命化改修事業、給食センター改修事業、中央公民館改修事業、海洋センター改修事業

 ▽地域文化の振興など=民俗資料館改修事業

 ▽再生可能エネルギーの利用の促進=庁舎等太陽光発電設備設置事業

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