松戸市病院事業管理局は10日、「第2回病院事業経営改革委員会」を総合医療センター2階大会議室で開催し、第4次経営計画案を報告した。総合医療センター別棟の建設については▽建設費が当初予定していた約25億円から約41億円に増加している▽福祉医療センター跡地に建設される新病院により医療機能が一部補完される▽緩和ケア病棟の地域需要が一定程度満たされている――などを理由に、中止する方向性を示した。年度内の計画策定に向け、3月定例議会で案の報告・説明を行う。
別棟に設置を予定していた外来手術室に関しては、既存棟の一部を活用し、手術室の拡充を図ることで対応する。
2024年3月の第3次経営計画の改定以降、物価や人件費の高騰などにより病院を取り巻く環境が激変し、計画と実績が大きく乖離(かいり)していることから、抜本的な見直しを行い、第4次経営計画として策定する。
第4次経営計画の計画期間は26~29年度で、27年度に中間見直しを実施する。
全体で80床程度減 民間譲渡など視野
総合医療センターについて、これまでの病院機能強化・多機能化による「拡大路線」から、政策的医療を維持しつつ、病院全体で小回りの利く規模への「縮小路線」への転換を図る。病床数は、600床から519床規模へ段階的に縮小。職員数は病床数の適正化に合わせて削減する。
経営形態について、当面は現行の地方公営企業法全部適用を維持し、経営の再建と基盤の強化を図る。今後は、27年度の中間見直し時点の評価に応じ、地方独立行政法人化、指定管理者制度、民間譲渡を含めた検討を行う。
総合医療センターは、千駄堀993―1の敷地面積5万5750・13㎡に所在。
24年3月の東松戸病院および梨香苑の閉鎖に伴い、別棟を建設し、緩和ケアおよび人間ドック機能を総合医療センターに引き継ぐ計画だった。当初は、25年9月15日までの建設工事完了、10月の供用開始を予定していた。

















