岡谷市は10日、2026年度当初予算案を発表した。岡谷駅周辺整備事業に歳出で4億2980万円を計上するとともに、27~28年度の債務負担行為で限度額11億円を設定。空きビルとなっているJR岡谷駅前の再開発ビル「ララオカヤ」の解体工事に着手する。
建物は商業棟とマンション棟の構成で1984年に建設。規模はRC造6階建て、延べ2万1000㎡弱、敷地面積は約7600㎡。老朽化が進む中、施設の長寿命化を図っても投資に見合う効果が得られないとして、2019年に廃止する方針を決定。24年に市への権利一本化が完了し建物を閉鎖した。24年時点では解体費に15億円かかるとの概算を示しており、これに基づき予算を措置した。設計業務については昨年10月に指名競争入札を行い、サイト(岡谷市)が2300万円(税抜)で落札した。
跡地については駅を挟んだ南側の市有地約1万1000㎡も含めて利活用方法検討中。24年度に発注した岡谷駅周辺整備検討調査業務はオオバ(東京都千代田区)が担当した。
川岸学園整備事業には歳出で6億2612万円を計上するとともに、27年度の債務負担行為で限度額8億4459万円。認定こども園の建設などを行う第3期工事に着手する。第3期工事の費用について市は1月26日の市議会全員協議会で、昨年11月公表時点から1億9870万円膨らみ、14億1770万円となる見通しを報告していた。
施設は公立の幼保連携型で、構造・規模はS造1~2階建て、延べ1540㎡、建築面積1138㎡。設計担当はエーシーエ設計・サイトJV。4~6月に入札契約手続きを行い、8月から新築工事を開始。27年9月の竣工、28年4月の開園を予定している。
工事費の内訳は、こども園の建築工事が9億700万円、電気設備工事が9670万円、機械設備工事が2億7000万円。学校整備分で外構工事が8940万円、西部中学校改修および一部解体工事が5460万円。
また、やまびこアイスアリーナの大規模改修工事にも着手する。歳出で2700万円を計上するとともに、27年度の債務負担行為で限度額2億6055万円を設定した。設計業務は諏訪総合設計(岡谷市)が担当。
土木費では道水路維持補修工事に2億5580万円、道水路等新設改良の測量設計等委託に3090万円、工事に1億6290万円、橋梁点検等委託に3200万円、河川改修工事に2000万円を計上した。
水道事業会計では配水施設費で単独事業建設費3億6300万円。下水道事業会計では国庫補助改良事業費7000万円、単独事業管渠建設費1億8519万円を盛り込んだ。
26年度予算案の一般会計における普通建設事業費は28億5984万円で、前年度当初に比べ3億1679万円、率にして10%の減。区分別では補助事業費が12億4553万円で前年度の約4倍に膨らんだ一方、単独事業費が15億9230万円で43%減少した。一般会計に占める普通建設事業費の割合は12.2%となり、前年度から1.4ポイント下落した。
一般会計の総額は234億5600万円で0.6%増。

















