日本建設業連合会(日建連)北陸支部は10日、新潟市中央区の新潟県建設会館で建設工事の地下埋設物事故防止講習会を開催した。およそ80人が参加し、ライフライン工事に伴う事故防止へ、事例を踏まえた対策を学んだ。
開講あいさつで、日建連北陸支部事故防止対策委員会の冨永正委員長は「近年はリニューアル需要の高まりにより操業中の施設や稼働中の工場内で改修工事など難しい施工条件下での施工管理が求められるケースが増加している。そのような状況でも既存設備を損傷することがないよう細心の注意を払い安全に作業を進めていかなければならない。どのような埋設管が存在するかをあらかじめ確認し、適切に作業を進めることは建設業に携わる者として極めて重要な課題」とした上で「講習会を通じて得られた知見を今後の実務に活用していただきたい」と述べた。また、新潟市埋設物災害防止連絡協議会の樋口好人会長は「道路下の地下には多種多様な埋設物が複雑に配置されている。管理者との立ち合い、位置確認、施工上の留意点の共有、防護措置の徹底は事故防止の基本であり、極めて重要。事故を無くすためには占用事業者との連携、施工業者の周知・徹底、現場で作業される一人一人の意識向上が欠かせません」とし、協力を要請した。
講習では東北電力ネットワーク新潟支社(送電)の唐澤拓海氏が「工事現場における電力設備の事故防止」、エヌ・ティ・ティ・インフラネットの佐々木卓哉氏とエヌ・ティ・ティ・エムイーの高坂聡氏が「通信ケーブル(架空線・地下埋設物)の事故防止」、日建連公衆災害対策委員会地下埋設物対策部会対策専門部会主査の左高茂樹氏が「地下埋設物の事故防止」、INPEXパイプライン施設部保全技術課の八柳魅王課長が「ガスパイプライン事故防止のお願い」、北陸ガス新潟供給センター供給管理グループ巡回チームの上木隆久氏が「建設現場におけるガス管の事故防止対策」について解説、注意喚起した。
【写真=最新の事例を通じ対策を学んだ】
















