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群馬県河川課

利根川中流圏域河川整備計画変更原案示す

2026/02/17 群馬建設新聞


県河川課は、利根川中流圏域河川整備計画の変更原案を示した。変更原案では洪水を安全に流下させるための対策として、現行計画に位置付けられている利根川と男井戸川に加え、早川を新たに整備対象河川に追加した。整備区間は直轄管理界から国道354号下流までの約7400mで、築堤工や護岸工、掘削工のほか、橋梁の架け替えなどを計画している。また、利根川本川からの背水影響対策を4河川、堤防強化対策は5河川を対象に実施する。

利根川中流圏域は、前橋市、高崎市の一部、伊勢崎市、太田市の一部(旧尾島町、旧新田町、旧薮塚本町)、桐生市の一部(旧新里村)、みどり市の一部(旧笠懸町、旧大間々町)、玉村町の一部、吉岡町の一部の6市2町で構成している。圏域内を流れる河川として、利根川および支川の早川、広瀬川、藤川、端気川など38河川、流路延長364㎞、流域面積497km2となる。

今回整備対象に加えた早川は、桐生市新里町付近を源に太田市堀口町付近で利根川に合流する河川で、下流域では人家が連なっている。国道17号付近から国道354号下流までの区間では流下能力が不足していることから、下流側から河道掘削や築堤等を実施し、洪水による家屋の浸水被害の解消を図る。

あわせて、利根川本川からの背水影響により堤防高が不足する区間については、必要な高さまで堤防のかさ上げを行うこととした。利根川本川からの背水影響の対策としては藤川、東藤川、端気川、韮川放水路の4河川において、事業実施を計画している。藤川は利根川合流部から神明橋付近までの約1600m、東藤川が藤川合流部から西上橋付近までの約800m、端気川は利根川合流部から力丸橋付近までの約1600m、韮川放水路については利根川合流部から宮川橋付近までの約1000mとなっている。

堤防強化対策は整備の進捗状況を踏まえ、利根川、広瀬川、韮川、荒砥川、桃ノ木川の5河川を対象に実施する。内容としては、堤防の浸透破壊や法面すべり破壊を防止するための対策工事を想定している。利根川は藤川合流部付近から端気川合流部付近までの右岸約3300m、広瀬川が中島橋上流から競運橋下流までの右岸約5030mと、粕川合流部付近から豊東橋上流までの左岸約680m、韮川は北向橋上流から韮川橋上流付近までの左岸約1170m、荒砥川については文殊橋上流から田村橋下流までの左岸約2470mを対象とする。桃ノ木川では、観音橋から上毛電気鉄道横断箇所までの右岸約2630mと、笂井橋上流から観音橋下流までの左岸約670mで対策を講じる。

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