ME(メンテナンス・エキスパート)を養成するインフラ再生技術者育成新潟地域協議会(会長=丸山久一・長岡技術科学大学名誉教授)の第13回シンポジウムが13日に新潟市内で開かれた。「インフラの町医者」として新たに誕生したME12期生23人に認定書が授与されたほか、地域ニーズに応えるインフラ再生技術者の育成をテーマに特別講演が行われた。
12期生は昨年にインフラの点検や維持管理手法に関する専門的な講習を受講し、知識と技術力が問われる修了試験に合格。晴れてMEに認定された。ME新潟の資格保有者は1~12期生を合わせて367人となる。
丸山会長は「インフラの維持管理技術の蓄積はまだまだ不足している。MEの技術者の仲間同士が互いに交流し、一緒に勉強し、情報交換をして技術レベルを上げて社会に貢献していただければ」と期待を寄せた。
当日は、県土木部監理課企画調整室の斎藤祐一政策企画員が「新潟県土木部における老朽化対策の取り組み」、新潟大学農学部の鈴木哲也教授が「深層学習と画像データの拡張による社会基盤に発生したひび割れの高精度検出」をテーマに特別講演を行った。このうち、斎藤氏は土木部の社会資本維持管理計画において2025年度までに補修更新に着手する施設数の目標値を設定したほか、予防保全型への転換を目指し、まずは要治療施設の補修・更新を集中的に推進していることを説明。計画期間内の数値目標の進捗状況を確認するとともに、本年度までの点検結果における判定(要治療)の増加状況を把握し、社会経済状況の変化なども踏まえて本年度末に次期計画を策定する方針を示した。
また、ME認定者で組織するME新潟の会の嵯峨山航氏が、技術講習会やボランティア活動、ME同士の交流などの活動報告を行った。
【写真=丸山会長、特別講演で最新の知見を学んだ】
















