松川町の2026年度当初予算案は一般会計の総額が95億4000万円。過去最大だった前年度をさらに17.3%上回る規模で編成された。普通建設事業費は前年度比53.9%増の17億6147万円。都市間交流拠点整備事業に1億4948万円、福与天竜井取水施設建設工事に1億5000万円を計上した。
都市間交流拠点整備事業には工事費1億4212万円と委託料736万円。元大島にある旧国土交通省官舎6棟を改修し都市間交流拠点とする。建物は全て同タイプで、CB造平屋建て、延べ約60㎡。竣工は1970年。外構を含めた整備対象面積は約2200㎡。6棟のうち4棟を移住体験・促進住宅に整備。残る2棟は促進住宅利用者・関係人口・移住コーディネーターに加え、一般住民も利用できる交流・活動拠点として、コワーキングスペース、シェアキッチン、子どもの居場所等を整備・運用する。改修にかかる設計業務は公募型プロポーザルで選定した一級建築士事務所TAGAYASU ARCHITECTS STUDIO(下條村)へ委託している。
継続事業の福与天竜井取水施設は、福与河原土地改良事業の一環で計画。同事業はリニア中央新幹線のトンネル掘削工事で発生した残土を活用し、福与地区の農地のかさ上げを行うもので、取水施設は天竜川から水を汲み上げ、この農地へ送る施設。建設場所は旧宮ケ瀬橋付近の天竜川左岸。25年度は機器製作工事を中信アスナ(松本市)へ発注している。建設水道リニア対策課は「本年度当初予算で1.8億円を計上し本体工事への着手を予定していたが、6000万円ほどしか付かず発注できなかった。新年度に着手できるかは国の補助金次第」と話した。設計担当は長野県土地改良事業団体連合会(長野市)。
新規事業では役場本庁舎冷暖房設備更新工事に4800万円。設置から30年以上経過する設備を更新する。部奈地区のため池耐地震耐性評価診断委託には1800万円。北原堤と鍛冶屋端堤に900万円ずつ配分する。このほか町民体育館重剣道場エアコン設置工事に970万円、Jアラート設備更新工事に1480万円。
拡充して実施する保育園環境改善事業には工事費4639万円。照明LED化(上片桐、福与)、遊戯室エアコン設置(大島、双葉)、プール長寿命化(大島)、屋根長寿命化(福与)、遊具更新(上片桐ほか)、トイレ洋式化および間仕切り取り替え(大島)、中庭ウッドデッキ塗装(名子中央)などを実施する。
公共施設の照明LED化も推進する。特別養護老人ホーム松川荘の改修工事に2500万円、社会福祉センターの改修工事費に1800万円を計上したほか、商店街等街路灯LED化改修工事に1500万円を措置し、上新井地区75基、上片桐地区44基の水銀灯をLED灯へ更新する。
土木事業では道路橋梁維持事業に3億3927万円(工事費2億5100万円、委託料6996万円、修繕費836万円)、道路橋梁新設改良事業に3億316万円(工事費1億2600万円、委託料562万円、土地購入費3400万円、補償金1億3050万円)、河川排水事業に3167万円(工事費2700万円、委託料230万円、修繕費150万円)を計上した。
主な実施内容は次の通り。(単位千円)
【道路橋梁維持事業】
◆増野第二橋橋梁補修工事=21,000
◆町道側溝整備工事(42カ所)=118,500
◆町道排水路整備工事(7カ所)=58,500
◆町道道路補修工事(10カ所)=24,500
◆町道舗装補修工事(32カ所)=21,000
◆的場橋橋梁補修設計=19,000
◆橋梁定期点検=33,800
◆道路応急補修=8,360
◆除雪委託=5,000
【道路橋梁新設改良事業】
◆町道大草線道路改良事業=112,500
◆町道福与部奈線道路改良事業=76,800
◆町道弥太沢線道路改良事業=49,700
◆町道3号線局部改良工事=10,000
◆町道65号線局部改良工事=8,000
◆町道163号線局部改良工事=6,000
【河川排水事業】
◆表井川水路整備事業=25,300
◆河川排水工事(2カ所)=4,000
















