記事

事業者
栃木県企業局

県企業局予算案、小網発電所機器更新に着工、あしかが久保田団地造成で13.4億円

2026/02/27 栃木建設新聞

 県企業局は26日、2026年度当初予算案を経営評価委員会(委員長・大森宣暁宇都宮大学教授)に報告した。電気、水道、工業用水道、用地造成、施設管理5事業合計の資本的支出は77億1000万円。電気事業は小網発電所主要機器更新工事や板室発電所水圧鉄管耐震性能調査に着手。水道と工業用水道は北那須、鬼怒浄水(浄水・工水)施設の耐震診断を実施。用地造成はみぶ中泉で第1期予約分譲事業者と売買契約を締結するほか、あしかが久保田は13億4300万円を予算化し造成工事に着手。新規では県有地を活用したカーボンニュートラル等地域貢献事業検討業務に着手する。

 電気事業の資本的支出は33億7200万円で、建設改良費には24億6197万円を配分。FITを再取得して主要機器等更新工事に着手する小網発電所は29年度まで4年間の継続費6億491万円。26年度は970万円でFIT認定手続きや事業者選定、機器設計・製作に着手する。

 申請するFIT認定区分は既設導水路活用型。買取期間は20年間。更新範囲は水車、吸出管、発電機、配電盤、メインケーブルなど。29年10月の運転再開を予定する。

 川治第1発電所自動電圧調整装置等更新工事は27年度まで2カ年継続で施工する。継続費が2億2000万円。26年度は7700万円を予算化した。

 庚申ダム洪水吐ゲート等遠隔化対応機器整備工事も27年度まで2カ年工事。継続費5500万円、26年度予算額は4400万円。

 継続は板室発電所主要機器更新等工事に14億2903万円で26年度に完了。今市発電管理事務所集中監視制御装置更新工事は5億6264万円(27年度まで)を配分した。

 水圧鉄管等耐震性能調査は、企業局が所管する12発電所を対象に実施。26年度板室、27年度深山、28年度木の俣、29年度は川治第2を行い完了する。

 耐震調査の内容は基本条件の整理として地震動の設定、解析モデルの作成、耐震解析(線形解析)と総合評価。予算額は4908万円。

 水道事業の資本的支出が6億9200万円、うち建設改良費に4億5235万円。工業用水道事業の資本的支出は1億8300万円、うち建設改良費が8876万円。

 浄水施設耐震診断には1億3200万円。対象施設は北那須が沈殿池、ろ過池、浄水池、調整池に6600万円。鬼怒上水は2646万円で浄水池を診断。鬼怒工水が3953万円を配分し沈殿池と配水池を実施する。

 耐震診断の事業期間は27年度まで2カ年。上水と工水を合わせ継続費が2億6400万円。27年度には診断結果を踏まえ方針を決定。耐震化基本計画を見直して28年度以降の詳細設計、耐震化工事に備えるほか、取水施設の耐震診断に移行する。

 水道事業は北那須で中央監視制御設備更新工事に9900万円。28年度まで3カ年の継続費が9億5700万円。鬼怒では送水ポンプ設備等更新工事に8536万円。28年度まで3カ年の継続費が3億295万円。

 工業用水道事業は薬品注入設備更新工事に1898万円、促進ポンプ更新工事が334万円。

 用地造成事業の資本的支出は31億4200万円、うち建設改良費が22億4700万円。内訳はみぶ中泉7億1800万円、あしかが久保田13億4300万円、新規地区工業用地開発調査5500万円。

 みぶ中泉は物件補償1000万円、造成工事7億円、調査設計800万円を配分。北側第2期10・9haを対象に27年度まで2カ年で造成工事を実施する。

 あしかが久保田は物件補償1000万円、造成工事13億1800万円、調査設計に1500万円を配分。東側県道野田多々良停車場線沿いの調整池や緑地、1街区2・9haの造成工事に着手する。造成工事は29年度まで4カ年を予定。

 施設管理事業の資本的支出には3億2100万円。建設関係は県民ゴルフ場のコース内トイレ更新工事622万円、本町賃貸ビル外壁改修工事を27年度の2カ年で実施する。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら