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栃木県宇都宮市

宇都宮市新クリーンパーク茂原基本計画、日最大319t、概算500億円、28年度事業者選定、29~33

2026/02/28 栃木建設新聞

 宇都宮市は27日、ごみ焼却施設の(仮称)新クリーンパーク茂原整備基本計画を公表した。施設規模は日量最大319㌧(うち災害廃棄物29㌧)とし、処理方式をストーカ式焼却炉に選定。概算建設費は500億円。2026年度早期に発注支援業務を委託し、事業手法の選定や配置計画など詳細を固め要求水準書を作成。28年度に事業者を選定し、29年度から33年度にかけて設計、建設工事を推進。33年度末の稼働開始を目指す。災害や火災に強く、脱炭素に配慮。高効率機器を導入し「ZEBO riented」以上の施設とする計画。

 新施設は現ごみ処理施設やリサイクルプラザ(環境学習センター)の東側駐車場に配置。管理棟も改築する。既存ごみ焼却施設の解体設計と解体工事は33~35年度。外構工事は36年度に計画する。

 発注支援業務委託料は26年度当初予算案に限度額4186万円の債務負担行為(28~29年度)を設定している。

 施設の整備コンセプトは①安全安心かつ経済性に優れる②環境に負荷をかけないやさしい施設③循環型社会の形成に貢献④災害に強い⑤地域と調和し市民に開かれた施設。環境保全計画値(自主規制値)は現施設と同等に設定する。

 配置・動線計画は、混雑時の渋滞に敷地内で対応できるよう車両出入り口から計量棟までの距離を確保。歩行者と車両動線の交錯に配慮する。

 災害時に電力や燃料、薬品などの供給が途絶えた場合でも自立運転し、災害廃棄物の処理にも対応。仮置き可能面積を現状より広い8500平方m以上確保。緑地率20%以上とする計画。全体配置や動線は事業者選定時の技術提案で決定する。

 火災対策は危険物混入を防ぐため展開検査の効率化を図り、ピット火災の予防、拡大防止対策として覚知システム、自動放水銃、排煙機能などを取り入れる。

 エネルギー利活用計画は、ごみ焼却で発生する廃熱を利用し熱交換や発電を実施。クリーンパーク内の施設や健康交流センターに供給。余剰電力は宇都宮ライトパワーに売却する。発電設備の効率を高め、エネルギー回収率を現施設の19%を上回る22%以上を目指す。

 新施設の整備は2001年3月の完成から25年が経過する現施設の建て替え事業。市は24年3月に一般廃棄物処理施設(ごみ焼却施設)整備基本構想を策定。

 新施設の方向性を示し、7月に敷地内に建設することを公表。施設規模の見直しやごみ処理方式などの検討を進めてきた。25年度からの環境影響評価は28年度まで実施する。

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