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茨城県ひたちなか市

新図書館建設に3カ年49億/湊線延伸へ地質調査など/当初予算案

2026/03/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 ひたちなか市(大谷明市長)の2026年度当初予算案が明らかになった。新中央図書館では、建設事業および周辺整備事業に計49億3588万円の債務負担行為(26~28年度)を設定。防災体制の強化として、災害時の重要給水施設への配水管更新事業には6億5369万円、配水幹線更新事業に6億9788万9000円を付けた。湊線延伸事業には8400万円を充て、地質調査などに取り掛かる。新本庁舎建設事業では、基本計画策定支援委託費に3010万円を計上した。

 新中央図書館整備には、建設事業に44億4220万9000円、周辺整備事業には4億9367万1000円の債務負担行為を設定。本体工事は2カ年で進め、移転などを経て28年度内の開館を予定する。基本設計による施設規模はRC造(一部S造)2階建て、延べ床面積約4500㎡。

 災害時重要給水施設配水管更新事業は、行政施設など災害対応拠点に接続する配水管を耐震管に更新するほか、配水幹線更新事業では、上坪浄水場から勝田地区へ配水する重要幹線(φ700)の耐震化を進める。新たに上ヶ砂配水場から那珂湊地区への配水管整備にも着手する。

 湊線の延伸に向けては、「湊線鉄道事業再構築実施計画」が国の認定を受けたことから地質調査や詳細設計に着手する。2カ年程度で内容をまとめ、最短で28年度の工事着手を視野に入れる。

 新本庁舎建設事業では、基本計画の策定に動き出す。建設位置や建物性能(耐震性能)、事業手法などを整理し、30年度を目標に新庁舎建設整備を進める。基本構想では延べ床面積約2万㎡を想定する。

 子育て・教育環境の充実に向けては、堀口小学校の給食室増築事業(関連事業費含み)に6億6215万円の債務負担行為(26~27年度)を設定。佐野幼稚園では「こども誰でも通園制度」に対応する改修工事に5733万円を計上した。

 道路関係では、市道整備に総額1億9443万円、維持・舗装補修工事に2億8890万円を計上。田彦183号線の交差点改良や佐野170号線の排水管整備(L300m、φ350)などを実施するほか、東中根高場線の未整備区間事業化に向けた概略設計に650万円を措置した。

 一般会計は過去最大の645億2300万円。うち普通建設事業費は44億1613万9000円で、前年度比6億7372万4000円、18%の大幅増となる。


【当初予算案の主な事業】

◆新中央図書館整備事業(建設工事、運営面の検討)=44億4220万9000円(債務負担行為、26~28年度)

◆配水管更新等(災害時重要給水施設配水管更新事業、配水幹線更新事業)=13億5157万9000円

◆湊線延伸事業(詳細設計、地質調査)=8400万円

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