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栃木県宇都宮市

宇都宮バンバ地区再開発、住宅棟と商業棟を建設、ドンキ28年度解体,本体30年度着工

2026/03/07 栃木建設新聞

 宇都宮バンバ地区市街地再開発準備組合(齋藤高蔵理事長)は、核テナントのMEGAドン・キホーテが入居する地上8階建てビルの解体撤去後に約1・3haのエリアを再生する事業計画をまとめた。住宅棟と商業棟の2棟で構成。高さ約100mのタワーマンションはRC造地上26階建て塔屋付き延べ床面積約2万8600平方m。高さ約47mの商業棟はS造地上12階地下1階建て延べ床面積約2万1200平方m。2028~29年度が既存ビルの解体撤去工事。本体は30年度に着工し、33年度の完成を目指す。

 コーディネーターはアール・アイ・エー(梅澤隆社長)とAIS総合設計(佐々木祥江社長)。26年度内の組合設立認可が目標。4月に都市計画素案の縦覧、6月頃に都市計画案の縦覧、7月頃に都市計画審議会に諮り、8月頃の都市計画決定告示の予定。

 齋藤理事長は「11年の準備組合設立以来、馬場通り2丁目の再生策を思い描いてきた。二荒山神社を中心に宇都宮は発展してきた。門前であり、LRTの宇都宮駅西側への延伸が確定した。近年は人通りが少なく、再び中心街のにぎわいを取り戻したい」と語った。

 住宅棟は分譲マンション約200戸、敷地面積約2900平方m、建築面積約1600平方m、容積対象面積約1万7400平方m。ビジネスホテルを誘致する商業棟は敷地面積約5200平方m、建築面積約4300平方m、容積対象面積約1万7100平方m。

 住宅棟、商業棟とも1階の大通り沿いは店舗が軒を連ねるように配置。各棟は独立させ、両棟の間は人通りができる植栽空間とする。敷地南北の高低差は2・6m。北側の大通り沿いは商業施設、南側は地下1階。商業棟の地下1階は食品スーパーを誘致する。

 駐車場は住宅棟がタワー式、商業棟は自走式。まちづくりの視点は中心部への車両流入を極力避ける方向に変わってきており、収容台数は必要最小限に抑える。権利者は約20社33人。工事車両の進入退出路は大通り沿いを避け、敷地内に待避所を設置する。

 地域地区は商業地域、防火地域、都計決定後は高度利用地区になる見通し。北側は大通り、東側はバンバ通り、西側は鉄砲町通りに囲まれている。3方の壁面後退は4m。バンバ通り西側に接する一角は0・05haのバンバにぎわい公園(現向明児童公園)となる。

 商業棟オープン後の商品搬入搬出口となる荷捌き施設は大通りを避けた位置とする。周辺地域への電波障害調査を試み、対策を講じる。ゼネコンやデベロッパー、ホテル事業者は未定。周辺住民の関心は高く、様々な意見を計画に反映させる考えを示した。

 市の「都心部まちづくりビジョン」(22年2月)が掲げる二荒山神社門前の歴史と文化が薫る居心地の良い都心部のまちづくりに貢献。「都心部まちづくりプラン」(24年2月)が示す民間事業者が中心の官民協働による居心地が良い街路空間の形成に呼応する。

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