日本建設業連合会(日建連)の建築生産委員会は、生成AIの利活用に関するアンケート結果をまとめた。特に効果が出ている用途として、最も多い16社が「文書・議事録の要約」と回答し「翻訳」「プログラミング」が13社、「Eメールの文面作成」「RAG(検索拡張生成)を用いた社内文書の検索」の12社と続く。
生成AIで最も多く利用されているサービスはMicrosoft365 Copilot。以下、Claude、Box AI、ChatGPT―。
生成AIに期待することで最も多かったのは「業務効率化・生産性向上」。具体的には、業務の圧倒的な効率化やAIエージェントによる業務代行、単純作業・定型業務の自動化、時間短縮から省人化への展開・省力化を期待する。
このほか、施工計画書や安全書類の自動生成、図面理解・図面チェック、施工計画・工程管理の高度化、過去データ・社内知見の活用、検索精度の向上など。
また生成AIに関する最大の課題は回答精度とし、「ハルシネーションにより、事実と異なる情報や誤情報を生成するため、最終確認が不可欠」「出力の品質にばらつきがあり、安定性に欠ける」と指摘した。
課題のひとつ、利用時のリスク管理(情報漏洩・著作権)では「機密情報や個人情報が意図せず学習データとして扱われ、外部に流出してしまうリスク」「建設業では設計・契約・防衛関連など機密性の高い情報を扱うため、生成AI利用時の情報漏洩対策やデータ管理ルールの整備が特に重要」といった意見があった。
アンケート期間は、2025年12月~26年1月。ICT活用専門部会の参加会員16社の▽安藤ハザマ▽大林組▽奥村組▽鹿島建設▽熊谷組▽鴻池組▽五洋建設▽清水建設▽大成建設▽竹中工務店▽東急建設▽戸田建設▽西松建設▽フジタ▽前田建設工業▽三井住友建設―に行った。
















