県は16年度に開催される埼玉国体に向けて陸上競技場、幕付きドーム、新武道館などを着工する。
陸上競技場は熊谷文化スポーツ公園を拡張し、県北地域のスポーツおよび文化の振興策として建設される。客席1万5000人で9コースを設置する。東畑建築事務所(千代田区)が設計中。
一方、同文化公園内に建設される屋内運動場「幕付きドーム・仮称」も着工する。雨天時の開・閉会式、新体操競技を実施する。屋内運動場に加え、さまざまなイベントを開ける多目的施設。設計は石本建築事務所(千代田区)。
また、上尾市の水上公園そばには新武道館も新築する。延べ床面積1万1000㎡で柔道場、剣道場、弓道場、相撲場などを内包し、武道振興・文化継承・スポーツ交流を目的に国体の際には柔道競技の会場にもなる。設計は松田平田(港区)。
県施設以外でも、市町村の施設改築、改修、新設が本格化する。今年度着工、もしくは設計入りし全県あげての施設整備が進む。