国土交通省は、ICT建設機械等認定制度で省人化建設機械として認定しているチルトローテータ搭載の油圧ショベルについて、2025年度から試行工事を実施している。この試行工事の対象工種として、新たに土工の「床掘り」(ICT作業土工の床掘も含む)を追加し、対象を拡大する。あわせて他府省や一部自治体においても同様のチルトローテータを活用した試行工事を開始し、施工現場の自動化を促進する。2月に開催した「ICT導入協議会」で方針を明らかにした。
対象工種はこれまで、土工の「掘削」「積込(ルーズ)」「舗装版破砕積込(小規模土工)」「埋戻し」と、砂防工の「掘削」「積込(ルーズ)」の6工種だったが、今後は7工種となる。
また、新たに追加した工種の施工条件として、標準的な山積0・8立方m(平積0・6立方m)を対象に加える。これまでは①山積0・5立方m(平積0・4立方m)②0・45立方m(平積0・35立方m)③0・28立方m(平積0・2立方m)④0・13立方m(平積0・1立方m)―としていた。
チルトローテータの試行工事は、小規模な掘削工事や積込作業を対象に実施している。発注方式は「施工者希望方式」とし、受注者から協議があった場合に、監督職員との協議を経て設計変更の対象としている。実施後はヒアリングやアンケート調査を行い、フォローアップを実施している。
これまでの試行では、ヤードが狭小で掘削面に対し建設機械を正対させにくい現場などで活用されており、作業時間の短縮や手元作業員の工数削減、使用機械の効率化などの効果を確認している。また、屋外での人力作業を減らすことで熱中症リスクを低減する効果も期待される。
















