中川村の2026年度当初予算案は一般会計の普通建設事業費が8億1811万円。継続の村道改良やリニア発生土を活用した小和田地区の基盤整備、中川文化センター大ホール空調設備更新などにより前年度比84.6%の大幅増となった。注目の小中学校建設事業では、年度後半に基本設計業務の事業者選定を計画。プロポーザルの費用を計上した。今のところ業務着手は27年度の予定。
同事業は村内にある小学校2校と中学校1校を統合した小中一貫教育校(義務教育学校)を整備するもの。建設地は中学校の校地とする。昨年12月の「新たな学校づくり委員会」において、それまで全面建て替えとしていた方針を変更。財政的な理由から既存の中学校校舎を有効活用し、不足する施設について新築する方向で検討することを確認した。教育委員会は「既存校舎を最大限活用するが、既存校舎は築50年を経過しているため、状態の確認することが必要」とし、予算案には校舎の老朽化調査費182万円も計上している。
今のところ基本・実施設計を27~28年度、工事を29~30年度に実施し、31年度に開校するスケジュール。なお、25年度に発注した地形測量等業務はワイド(伊那市)、24~25年度にかけて実施している基本構想策定の支援業務はSCOP(松本市)が担当している。
村道新設改良事業には前年度の3倍弱となる2億8440万円を措置し、6路線に配分する。このうち葛島中央線は新たに工事着手する。
リニア中央新幹線関連事業では、小和田地区基盤整備事業として造成工事費1億7741万円や坊ヶ沢川函渠工事費95000万円のほか、事業に伴う移転補償費1億9476万円などを計上。事業全体では前年度比23.6%増の5億7254万円を計上した。なお、小和田地区のA工区盛土造成工事はゼロ債務負担行為により2月に入札を実施。宮下建設工業(中川村)が1億8000万円(税抜)で落札している。
文化センターでは経年劣化対策として大ホール空調設備更新事業に1億296万円。
このほか村営住宅「パークハウス滝戸」の改修に3440万円、林道宮ノ沢線宮ノ沢橋補修事業に3280万円、片桐保育園設備改修事業に1533万円、望岳荘トイレ洋式化等改修事業に1100万円を計上した。
一般会計の総額は47億2000万円で前年度比7.5%増となり、23年度から連続で過去最大を更新している。
予算案の主な新規・拡充事業は次の通り。
【総務費】
◆地区集会施設無線LANルータ更新=408万円
◆庁舎給水配管改修事業=462万円
◆庁舎職員駐車場整備工事=150万円
◆地方創生拠点施設お試しシェアオフィス舗装等外構工事=154万円
◆リニア中央新幹線関連事業小和田地区土地改良事業実施設計・換地業務=1650万円
◇リニア中央新幹線関連事業小和田地区基盤整備事業造成工事(A工区着手)=1億7741万円
◆リニア中央新幹線関連事業小和田地区基盤整備事業坊ヶ沢川函渠事業=1億210万円
◆防災行政無線更新事業実施設計業務=880万円
【民生費】
◆片桐保育園設備改修事業=1533万円
◆保育園給食室冷蔵庫更新(2園)=207万円
◆子育て支援事業バンビーニ入口ドア等改修工事=112万円
【衛生費】
◆太陽熱利用機器等導入促進事業=100万円
【農林水産業費】
◆農産物加工施設「つくっチャオ」デッキ等改修工事=280万円
◆県単緊急農地防災事業実施設計業務=30万円
◆林道改良事業(宮ノ沢線宮ノ沢橋補修)=3280万円
【商工費】
◆陣馬形山水源地および塩素注入器修繕=99万円
◆陣馬形山展望台周辺整備事業=1034万円
◆望岳荘トイレ洋式化等改修事業=1100万円
【土木費】
◆道路台帳システム構築業務=310万円
◇村道新設改良事業(6路線、葛島中央線は工事着手)=2億8440万円
◆村営住宅改修事業(パークハウス滝戸)=3440万円
◆公営住宅長寿命化計画改定業務=165万円
【教育費】
◆小中学校建設事業中学校校舎老朽化調査業務182万円
◆東小学校調理室エアコン設置事業=763万円
◆西小学校家庭科室エアコン設置事業=628万円
◆西小学校空石積修繕工事=495万円
◆中学校管理棟会議室エアコン設置事業=931万円
◆中川文化センター大ホール空調設備更新事業=1億296万円
◆サンアリーナ設備修繕事業=372万円
















