県道路建設課は、新年度に常陸太田市道0139号線(仮称)真弓トンネルの本体工事の発注を予定する。2026年度当初予算案には、27~29年度までの債務負担行為で限度額99億円を設定している。今後の交付金等の状況にもよるが、WTO対象で、年度後半の工事発注が想定される。トンネル掘削工法についてはNATM工法を採用。掘削方向、工事件数等については、検討中としている。
(仮称)真弓トンネルを含む市道0139号線整備事業は、合併支援道路として常陸太田市から受託し整備が進められている。常陸太田市幡町地内を起点に、日立市金沢町地内の山側道路までを結ぶ全体延長5480m。このうちトンネル延長が2084m。片側1車線の幅員6・5mを計画。工法にについては山岳部におけるトンネル施工で多く用いられているNATM工法を採用し、地山(周辺の岩盤)が持つ支持機能を有効に活用するとともに、吹き付けコンクリートなどにより地山の安定を確保しながら掘削を進めていくこととしている。
全体事業費は約264億円(トンネル約135億円、橋梁約86億円)が試算される。
本年度には、トンネル坑口までの仮設道路の設置が進められ、本体工事のための建設機械・資材の搬入や、掘削土砂の搬出に使用する。
同路線は、常陸太田市と日立市とを結ぶ東西の交通ネットワークとして、物流や通勤等の日常生活の基盤を支える重要な路線となるほか、日立市内への救急搬送、新たな商業施設等の拠点となる東部地区区画整理事業地などへのアクセス道路としての効果が期待される。
1995年度に常陸太田市が知事へ整備を求める陳情を行い、計画が始まったが、事業費が多額となるなど課題が多く、一時中断されていた。2017年度に、県が補正予算で環境調査費などを計上し、事業を再開。18年には県が合併市町村幹線道路緊急整備支援事業の支援対象道路として指定している。
整備区分として常陸太田市が大部分の5030mを整備し、県がトンネル整備などを支援。日立市はトンネル東側から山側道路までの延長450mの整備を進める。

















