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栃木県宇都宮市

宇都宮市、南消防署 庁舎RC3階延べ2600平方m、新年度後半に造成着工

2026/03/17 栃木建設新聞

 宇都宮市は、南消防署移転改築に着手する。建設用地は上御田町の国道121号(宇都宮環状道路)と市道交差部を取得。RC造3階建て延べ床約2600平方mの庁舎棟、4階建て延べ床約900平方mの主訓練塔、6階建て延べ床約200平方mの副訓練塔を建設する。2026年度後半から造成工事に着手し、27年度早期に本体建築に着工。28年度中の供用開始を目指す。事業費は当初予算案に3カ年継続費33億2940万円を計上。敷地面積は約9150平方m。ドローン訓練場や南部地域の防災機能を高める防災備蓄庫も整備する。

 建設地は宇都宮花き地方卸売市場前の市道1380号線を挟んだ東側の農地。北は環状道路、西は市道に面し緊急車両が迅速、安全に出動可能。

 管内を縦貫するJR宇都宮線踏切を回避して東西を移動できる宮の内アンダーなど道路環境が整備されており、現場到着までのレスポンスタイムが現庁舎(宮の内1丁目)と同じ水準を確保できる。

 造成工事では敷地を環状道路と同じ高さにする盛り土工や擁壁工を実施する。

 建物は庁舎棟を敷地北側に配置し、庁舎棟の東に副訓練塔、主訓練塔を整備。南側を訓練エリアとし、防災備蓄庫も建設する。駐輪場2棟、ごみ置き場のほか受水槽などを設置する。

 庁舎棟は1階が車庫、2階が事務室や24時間勤務に必要な諸室、3階が屋内訓練場、会議室。仮眠室の個室化など女性が働きやすい環境に配慮するとともに感染症対策を強化。3階屋上に太陽光発電設備、2階屋上に自家発電設備、受変電設備を置く計画。

 新南消防署は激甚頻発化する災害への対応力を強化。自家用給油設備、非常用給排水設備、廃棄物保管庫など新たな機能に加え、発災から72時間救助活動が継続できる非常用電源、燃料や水を備蓄する機能を備える。

 訓練エリアはドローン操縦者養成などに対応。防災ヘリの離着陸場、消防団、緊急消防援助隊など応援職員の活動拠点や宿営場所として活用する計画。

 消防署移転改築の継続費は26年度1億2909万6000円、27年度11億8785万9000円、28年度20億1244万5000円。

 改築実施設計は渡辺有規建築企画事務所。造成実施設計はフケタ都市開発が担当した。

 防災備蓄庫は人口が増加するインターパーク地区などに対応。規模はS造平屋建て延べ床約300平方m。南消防署整備に併せて敷地内に新設し、市南部地域の備蓄庫数を維持する。

 建設工事は27~28年度を想定。26年度予算案に継続費1億798万円(27年度5092万2000円、28年度5705万8000円)を計上している。

 現在の南消防署はRC造2階建て延べ1259平方m。1981年1月に開署し築後45年が経過。職員数の増加や消防車両の大型化で手狭となっている。

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