記事

事業者
国土交通省

【3Dプリンタ】現場職員向け資料作成/出来形確認の考え方整理

2026/03/18 本社配信

 国土交通省は、建設用3Dプリンタによる造形物の出来形および品質確認に関する参考資料(案)を策定した。現場職員向けに、建設用3Dプリンタによる構造物の出来形や品質を確認する際に、基本的な考え方や留意事項を整理したもの。土木学会の技術指針を補完するほか、現場での適用事例の掲載、第三者認証の必要性など課題も指摘している。

 建設用3Dプリンタは、設計データを直接読み込み、セメント系材料をノズルから押し出しながら積層して構造物を造形する工法。型枠が不要なため、省人化や工期短縮が期待されるが、標準的な仕様や基準がない。現場で採用する際は、受注者側の提案を発注者が承諾する「施工承諾」により対応している。

 今回策定した参考資料では、土木学会が2025年7月に策定した技術指針を補完しつつ、契約変更やコストなどについて、発注者の視点から考え方や留意事項を示している。▽適用の考え方▽出来形・品質確認の留意点▽原材料の品質▽積層プロセスの妥当性―などを整理している。

 適用事例としては、ベンチや境界ブロック、集水ます、擁壁などがあり、採用は徐々に増えてきている。今後より広く普及させるためには、3Dプリンタによる造形物の特性を考慮した品質管理方法の確立が必要となることから、第三者認証の活用などの課題を指摘している。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら