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茨城県龍ケ崎市

9月補正に設計費/牛久沼東岸に交流広場/全3期での整備推進

2026/03/20 日本工業経済新聞(茨城版)

 龍ケ崎市は、牛久沼東岸市有地の整備方針案を固めた。敷地を3エリアにゾーニングし、全3期にわたって夕日を生かした交流広場としての整備を進める。第1期では出入口や駐車場、ベンチ等の整備内容を想定。順調なら2026年度9月補正予算に委託費を計上し、基本設計策定に着手する見通し。第1期工事については27年度に実施設計をまとめ、28年度に施工進め、29年度4月の供用開始を目指す。方針は18日の市議会全員協議会で明らかになったもの。

 対象地となるのが、牛久沼東岸(佐貫地内)の敷地約3万2000㎡。道の駅整備事業の予定地であったが、23年度に計画を中止した経緯がある。

 整備方針案では地盤状況を鑑み、当該敷地を南側からふれあいエリア、有効活用エリア、親水エリアに分割。安全性の高い有効活用エリアに駐車場や休憩施設等を整備。ふれあいエリアは広場やドッグランとして活用し、親水エリアは将来的に砂浜等を整備する活用イメージを示した。

 整備は全3期に分けて実施する計画。基盤整備を進める第1期では、出入口整備(堤防切り欠き幅適正化)、駐車場、園路、広場、ドッグラン等、ベンチ、仮設トイレ、手洗い場、フェンス、植栽、サイクリングラック、案内板等の設置を行う見通し。

 第2期は施設拡充(発展)の取り組みを推進。夕日眺望施設(デッキ、フォトスポット等)、トイレ、遊具、休憩施設(日よけ、パーゴラ、あずまや等)の整備を想定。第3期には水辺へのアクセス機能、周辺施設(中ノ島、水辺公園)との連絡機能を導入し、施設の完成を目指す。

 上下水道については、井戸および浄化槽で対応する。また、敷地内の杭等残置物に関しては、安全対策を講じた上で撤去は行わない方針。

 事業スケジュールとしては、26年度に事業スキームを検討。運営方法や財源確保、民間活力導入可能性、周辺自治体との連携方策の検討を進める。年度後半から基本設計に着手。全体計画における施設規模、配置、概算事業費の算出等を行う。

 基本設計の内容を踏まえ、27年度に第1期工事に係る実施設計をまとめ、28年度に基盤整備工事を実施する流れ。29年度当初のオープンを目指す。

 第2期以降のスケジュールや事業内容などについては、第1期供用後の状況に応じて柔軟に対応するとしている。

 18日の全員協議会では、議員から市有地利活用に期待する意見、財政負担や安全対策に対する懸念などの声が挙がった。

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