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県繊維技術支援センター、解体27年度、新築28年度着工、設計4月末~5月初旬に指名

2026/03/26 栃木建設新聞

 県は2026年度に繊維技術支援センター(足利市西宮町2870)の現地建て替え基本・実施設計を委託する。総合評価型指名競争入札で一括発注。4月末~5月初旬に指名通知し、6月に契約。業務は27年度内に完了させる。既存施設解体は27年度に着工予定。28年度に建て替え工事に着手。工期は2カ年を見込み、29年度後半の供用開始を目指す。2月補正予算に新築基本・実施設計委託料の3カ年継続費1億6122万6000円(25~27年度)を設定したほか解体設計費、敷地測量費を措置。26年度当初予算には新築設計費と用地取得費を計上した。

 センターを所管する工業振興課によると、新築建物は既存4棟の機能を集約した2棟を想定。振動させる編織試験室と、機器を利用し開発・試作を行う繊維科学研究室や数値を計る依頼試験の機能は干渉させないなど各棟に盛り込む機能を調整中。これらの内容は基本・実施設計に反映させる。

 基本・実施設計の継続費年割額は25年度5481万7000円、26年度818万5000円、27年度9822万4000円。総事業費や建物規模は設計で固める。

 解体設計費は1732万7000円。24年度に軒下や壁で簡易的にアスベストを調査。いずれも古い建物なことから含有を確認。解体設計では調査結果を踏まえ、さらに詳細な調査を実施し工事費を算出。解体工事は28年度前半の完了を見込む。

 既存建物は本館がRC造3階建て延べ927平方m。1965年の完成で築61年が経過。編織試験棟はS造2階建て延べ771平方m。74年完成の築51年。染色デザイン試験棟はS造2階建て延べ778平方m。75年完成、築50年。最も古い繊維科学研究室はRC造平屋建て、63年完成、築63年。

 敷地測量は330万円。地盤調査も行い、設計に生かす。用地取得費は1217万7000円で、国有地の払い下げに要する費用を計上。敷地一部の足利市の赤道や河川等は取得済み。土地面積は9021平方m。

 繊維技術支援センターは、繊維関連を扱う企業に技術的支援を行う機関。企業から依頼を受け繊維素材サンプルの色落ちや引っ張り強度などの各種測定・分析を実施。機器の貸し出しや新技術、新製品の研究開発、技術相談、人材育成も支援している。

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