県病院局は、県立中央病院とこども病院を統合した新病院建設へ新年度は基本計画を策定するほか、建設用地の測量調査および取得等を進める。2027年度以降に基本・実施設計、造成整備工事等を進め、34年度ごろまでの開業を目指す。新年度当初予算には基本設計の策定に3500万円を計上するほか、建設用地の取得へ34年度まで限度額32億3000万円の債務負担行為を設定する。
新病院は、笠間市小原地区、水戸市三湯町地区周辺の約16haを建設候補地とする。本年度には、外部有識者による整備検討委員会を設置し、2回の会合を開催。基本構想の検討を進めており、現在、取りまとめを行っている。基本構想を踏まえ、新年度は新病院の規模や診療機能、必要な施設や医療機器などを整理した基本計画を策定する。
また、建設用地の取得には、早期取得のため県土地開発公社に先行取得を委託し、公社が取得した土地を病院局が再取得する仕組みとする。また、公社が取得資金を金融機関から円滑に借り入れられるよう、県が債務保証を行う。
水戸市、笠間市、小美玉市、茨城町、大洗町、城里町で構成される水戸保健医療圏では、同規模の病院が複数存在し、機能分化や連携が進まない中で、高度急性期病床が不足している。また、県北地域をはじめ周辺地域の患者を受け入れる状況が続き、建物の老朽化や狭あい化などの問題も抱える。
6つの病院を再編し、県立と公的の2つの拠点病院を中心とした体制とする方針で、県立病院については、現在の県立中央病院と県立こども病院を統合した新たな病院の建設が計画される。
県立中央病院と県立こども病院の統合を先行して進めることで、県央・県北地域を支える医療提供体制の再構築を図る。県が責任を持って、がん・小児・周産期医療などの専門的領域を担う体制を整え、再編協議を主導する。並行して、公的4病院の統合や機能分化に向けた協議も加速させる。

















