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千葉県御宿町

合築と改修 両にらみ/御宿小の老朽化対策/御宿町

2026/04/01 日刊建設タイムズ

 御宿町は、老朽化が進む御宿小学校について、長寿命化改修に加えて合築・複合化も検討する方針を示した。前町政では御宿中学校敷地内での移転・建て替えが検討されていたが、既存校舎躯体のコンクリート健全性調査により引き続き使用可能であることが分かり、長寿命化改修を基本に検討を進めている。一方で、建築時期が近く老朽化している公共施設があることから、建て替えを含む合築・複合化の可能性も探っていく。

 第1回定例議会一般質問で、塩入健次議員が公共施設の老朽化対策について質疑し、原宏町長と市東秀一・教育課長が答弁した。

 市東課長は、老朽化対策が必要な公共施設として、公民館、資料館、児童館、地域福祉センターを挙げた。合築・複合化を行う場合、「御宿小学校は津波浸水想定区域内に位置するため、一定程度の高さを持つ津波避難施設としての機能も検討したい」と話した。

 御宿小学校の老朽化対策については、2023年2月に教育施設検討委員会から「御宿中学校または布施小学校の敷地内を移転・建て替えの建設候補地とする」との答申があった。これを踏まえ、石田義広・前町長は9月の第3回定例議会で「小中一貫教育を視野に、御宿中学校敷地を新校舎の建設候補地に決定した」と報告。しかし、24年第1回臨時議会で「住民や保護者の意見が十分に反映されていない」や「小中一貫教育の中身が議論されていない」などを理由に、校舎更新に向けた基本設計業務委託料が否決された。

 24年12月15日投開票の町長選挙で当選した原氏は、校舎の耐震補強が完了していることを踏まえ「建て替えの必要性を再検証する」との方針を打ち出した。

 25年12月4日開催の第1回御宿ビーチタウン協議会では、教育課は御宿小学校と公民館など複数の公共施設の複合化案を提示した。

 御宿小学校は、久保2085に所在。敷地面積は2万3819㎡。

 校舎は、RC造3階建て、延べ床面積2560㎡、1967年建築。2026年度までを期間とする第5次総合計画前期実施計画では、27年3月までの更新を重点施策に掲げている。

御宿小学校の外観

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