山梨市は万力公園内の池「ちどり湖」(同市万力)の一部を埋め戻し、駐車場を整備する方針を固めた。池に堆積した土砂を活用し整地することで、普通車200台程度のスペースを確保する。26年度から土質の調査や付け替え水路の検討などを進め、概算事業費を算出する。
26年3月定例市議会の村田浩議員の代表質問で、市が明らかにした。村田議員は園内のイベント開催時には、慢性的に駐車場が不足していると指摘。池の一部を埋め戻し、駐車場として活用することについて市の考えをただした。
市によると、同施設は農業用水の安定供給のため1959年に整備された。経年により土砂が堆積し、83年にしゅんせつ工事を実施している。その後約43年にわたり、しゅんせつは行われておらず、湖全体に多くの土砂が堆積している。土砂の搬出・運搬には多額の費用が見込まれ、市の財政負担が課題とされる。
一方で園内の駐車場確保も喫緊の課題だ。これまで園内や市民会館でイベントある際には、笛吹川を挟み隣接する旧市役所跡地を臨時駐車場として活用していた。しかし同跡地に多目的広場を整備することになり、100台程度駐車場が不足する見込みとなっている。
市は土砂堆積と駐車場不足の両方の課題を踏まえ、土砂を活用した駐車場整備を決めた。市担当者は「堆積土を場外へ搬出するのではなく、池をしゅんせつして埋め立て、整地することで約200台分の駐車場スペースが見込まれる」と事業の効果を説明。埋め戻すのは池の一部で、散策路、休憩施設などは残すという。
市は26年度当初予算に調査費を盛り込み、堆積土量や土質の調査に着手。早期の整備を目指す。
















