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群馬県桐生土木事務所

渡良瀬幹線道路新里笠懸工区について整備概要を明らかに

2026/04/02 群馬建設新聞


県桐生土木事務所は、みどり市および桐生市を通る渡良瀬幹線道路の新里笠懸工区について整備概要を明らかにした。年内の都市計画決定手続き完了を目指して準備を進め、用地の取得を行っていく。工区の大型工事としては、上毛電気鉄道を越える跨線橋を架設する。また、交差点を7カ所整備するほか、調整池を3カ所新設し、一部で函渠の築造工事を行う。

同事務所は3月10日から12日の3日間で住民説明会を開催し、事業スケジュールや工事内容について概要を示した。新里笠懸工区の整備区間は、国が整備を進めるみどり市笠懸町鹿地内の国道50号バイパス前橋笠懸道路から、桐生市新里町を抜けてみどり市大間々町桐原地内の国道353号桐原宿交差点までを結ぶ延長4・1㎞となる。前橋笠懸道路からみどり市道1級1号線までを片側2車線道路(道路幅員22m)、同市道から主要地方道前橋大間々桐生線までを片側1車線道路(道路幅員14・5m)として整備する。また、同箇所から終点までは片側1車線と右折車線帯(道路幅員17m)を設置する。道路の詳細設計業務については、工区を3分割して委託した。分割1号(南区間)を技研コンサル(前橋市)、分割2号(中央区間)がアマネックス(前橋市)、分割3号(北区間)を協和補償コンサルタント(高崎市)がそれぞれ手掛けた。また、用地測量業務は4分割して委託。業務をそれぞれ▽分割1号=技研コンサル▽分割2号=アマネックス▽分割3号=黒岩測量設計事務所(前橋市)▽分割4号=協和補償コンサルタント-が受託した。

道路の新設工事に当たっては、大間々町に位置する上毛電気鉄道第89号踏切との交差部が課題となっていたが、踏切を存続させて陸橋を整備する方針を示した。車道のみの跨線橋を新設し、歩道や側道を整備して跨線橋下を通り抜けられるように立体交差点化する。同橋については、今後、詳細設計業務を委託する。橋梁予備設計などは国際航業(東京都新宿区)が手掛けた。

工区の主要な交差点工事としては、笠懸町鹿地内で市道1級1号線との交差点を改良する。現道の丁字路を十字路交差点に改良するほか、交差点を集約するためにみどり市と協調し接続道路の整備を検討している。

また、主要地方道前橋大間々桐生線との交差地点では、土地の起伏を生かし立体交差化する。新設道路が現道をオーバーパスし、側道を設けて現道へ乗り降りができるよう整備する。同交差点の詳細設計業務はアマネックスが担当した。このほか、工区の終点となる国道353号桐原宿交差点では、北側で右折レーンを新たに整備する。

道路改良工事のほか、調整池を計3カ所築造する。建設地は、国道50号バイパス前橋笠懸道路との交差点付近、主要地方道前橋大間々桐生線の交差点付近、上毛電気鉄道の北側となる。また、笠懸町鹿地内の本線切土区間では、既存のみどり市道が本線上を通過できるよう、本線に函渠を整備する。調整池および函渠の詳細設計については、技研コンサルがまとめた。

新里笠懸工区の工事着手に向け、2026年度から都市計画決定手続きを開始する。5月ごろから計画図面の閲覧や公聴会の開催などを行い、12月中の都市計画決定を目指し各種準備を進捗。これから、用地取得へ向けて買収面積を確定させる測量などを進める。

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