伊勢崎市は曲輪町で計画している中心市街地にぎわい創出拠点整備事業で、基本構想を策定した。図書館を中心とした延べ床面積9400㎡規模の施設を計画しており、設計や外構、什器なども含めた概算での施設整備費として79億1845万4000円を試算している。本年度は事業手法として民間活力の導入検討や導入機能の詳細検討などを予定している。また、敷地内の建築物の解体設計や民間活力導入に向けた検討業務の委託なども見込んでいる。
事業区域は伊勢崎織物協同組合が大部分を占め、市が一部を所有する区域約9200㎡。施設は図書館機能を中心に織物産業伝承機能とインキュベーション機能を備えた施設として整備を計画している。
これまでPPP・PFIなどの導入可能性調査を進めてきており、本年度から2カ年で第3次調査を計画。これから業務を委託する。第3次調査では、民間事業者へのサウンディング調査や、事業条件などの詳細検討、定量評価の再実施、最も効果的な事業手法の最終決定を行う方針。当初予算には27年度の債務負担行為として4100万円を設定している。また、埋蔵文化財試掘調査に先駆けて、既存舗装撤去工事のための工事費2174万7000円を計上。このほか、設計等業務委託料に3479万3000円を充て、敷地内の既存建物解体設計業務の委託を見込む。
現段階では整備スケジュールは確定しておらず、本年度に事業手法など詳細条件を検討。事業手法などを決定後、事業者の選定、設計・施工などに移ることとなる。
基本構想時点での施設規模としては▽図書館機能=5340㎡▽織物産業伝承機能=460㎡▽情報発信機能=適宜▽インキュベーション機能=680㎡▽利用促進機能=100㎡▽共有部=2820㎡-の計9400㎡を想定。全ての機能を1つにまとめる合築と、2つの建物を渡り廊下でつなげる分棟パターンで検討を進める。
概算事業費の内訳については▽調査業務=805万円▽設計=5億3435万9000円▽工事監理=1億2614万5000円▽建設工事=65億8940万円▽駐車場・外構工事=9815万円▽什器・備品等=5億6235万円-としている。
図書館機能では、42万冊の所蔵可能な施設として整備を想定。図書館機能に必要な面積を合計5340㎡に設定している。内訳は▽フリースペース・展示ブース=160㎡▽カウンター・一般開架スペース・郷土資料コーナー・レファレンスコーナー・サイレントルームなど=2230㎡▽児童カウンター・児童書コーナーなど=810㎡▽学習室・グループ学習室・多目的室・会議室など=840㎡▽事務作業室・学校図書館支援スペースなど=1300㎡-となっている。
織物産業伝承機能としては、既存の伊勢崎織物協同組合が所蔵する伊勢崎織物関連資料の保存機能を引き継ぐほか、新たに伊勢崎織物の展示・体験機能を付加することを検討。合わせて460㎡の面積を設定している。内訳は▽事務・管理スペース=60㎡▽事業スペース=200㎡▽資料保存庫=200㎡-としている。
創業支援を行うインキュベーション機能では、公共機能とは独立したサービス展開が可能な構成・規模を想定している。必要な面積は合計680㎡で、それぞれ▽オフィススペースなど=450㎡▽コワーキング・リモートスペースなど=200㎡▽チャレンジショップ=30㎡-となる。
このほか、屋外施設については、200~220台規模の駐車場として5400~6000㎡、広場機能として600~1200㎡を確保する方針。
















