沼田市は、沼田浄水場(下久屋町915)更新事業で新浄水場の設計・施工の発注と官民連携手法発注支援業務の委託について、それぞれ2026年度早期の募集開始を目指している。当初予算には浄水場更新事業に、発注支援業務と導・送水管更新の詳細設計委託料を合わせて8110万5000円を確保している。33年度からの供用開始を目標としている。
設計・施工の発注については、上水道官民連携導入可能性調査業務を日本経済研究所(東京都千代田区)が3月末を履行期限としてまとめたため、現在、内部で発注方法の方針を協議している段階。発注支援業務については、浄水場の設計・施工の発注に関わるものとなり、委託方法などを現在検討している。それぞれ時期を調整しており、同時となる場合と別々の時期になる場合の両方が見込まれている。
既存浄水場は、浄化用高架水槽、中区高架水槽、沈殿池などから構成され、建設から40年以上が経過。コンクリートの劣化や建物の老朽化が著しい状態となっている。
建設地は、白沢地区コミュニティセンター(白沢町平出135-1)の東に位置する白沢町高平地内の市有地。敷地面積は約1万4000㎡で、既存施設よりも標高が96m高く、標高差による位置エネルギーを利用した自然流下方式で配水するため、停電時の断水リスクの軽減やランニングコストの低減が期待できる。浄水方式は既存と同じ急速ろ化方式で、容量は1日あたり1万3300立方mとなる。
同事業の基本計画はNJS(東京都港区)が手掛け、基本設計については新日本設計(長野県長野市)が担当した。
浄水場更新事業の一環として、導・送水管の更新も計画しており、26年度詳細設計と測量業務の委託を予定している。導・送水管基本設計業務を日本水工設計(東京都港区)が担当しており、基本設計完了後の委託となる見通し。
現在布設されている管が老朽化しているため、沼田浄水場の移転更新に併せて更新を行うもの。対象は白沢町高平町地内の沈砂池から現在の下久屋地内の沼田浄水場までの延長約6㎞。
既設の管は石綿管で、φ250㎜~400㎜。布設替えの際に使用する管種や内径は設計業務の中で決定する。現時点では、移転後の浄水場は現在より高度が上がり自然流下式となるため、管径は既設よりサイズダウンすることも含めて検討を進めていく。
既設の管が埋設されているのは、国道120号に並行して走っている市道および沼田平用水の敷地内。布設替えの際には、国道120号をメインに整備したい考え。導・送水管路の整備については、新設する浄水場の完成前に完了していることが望ましいため早期の着工を目指す。

















