三村小と玉穂南小の統合について話し合う中央市立学校再編協議会は、両校を統合し校舎を新築すべきとの意見をまとめた。建設地については新しい敷地の確保など3案が出たが、意見集約には至らず今後市が判断する。同協議会は2032年度をめどに統合が完了するよう求めている。
3月31日に協議会から市教委へ報告書が提出された。校舎新築の理由として、既存校舎の改修では現代の教育現場に求められるICT活用やインクルーシブ教育(多様性を尊重した教育)への対応に限界があることを挙げた。国庫補助(補助率50%)の対象になり、建物の自由度は全案の中で最も高い。児童の将来推計に合わせた適正規模の維持がしやすいこともメリットだ。
建設地については、新しい敷地、各校の敷地の3案について話し合ったが結論は出なかった。新しい敷地を取得する場合、土地購入に掛かる経費や取得期間を懸念する意見があった。既存敷地については統合完了までの期間や財政負担の面で優位であるとしたものの、面積に制限があり校舎の配置などに詳細な検討が必要とした。整備に当たりゆとりある教室の確保や通学路の安全対策、防災機能の強化などが要望事項に挙がった。
統合後の旧校舎については、市民が安全に集える場所、市民の健康スポーツ拠点、中学校部活動の拠点を活用策として検討するよう求めた。
中央市学校施設長寿命化改修計画では、32年度に両校の改修が完了する予定だったことから、同時期を統合完了の目安とするよう意見した。
三村小は校舎(床面積3799㎡)と体育館(1035㎡)、グラウンド(7165㎡)などで構成。敷地面積は2万2824㎡。児童数(5月現在)は294人。
玉穂小は校舎(3535㎡)と体育館(1067㎡)、グラウンド(1万2798㎡)などで構成。敷地面積は2万4034㎡。児童数は272人。

















