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栃木県森林整備課

県森林整備課、治山47カ所18.7億円、金堀沢、幕焼沢、富沢で着工、大槻で山腹工設計と工事

2026/04/06 栃木建設新聞

 県森林整備課は、2026年度当初予算で治山事業47カ所を計画している。事業費は約18億7495万円。国庫補助事業は36カ所17億3155万円。主な箇所は復旧治山の金堀沢(那須塩原市)、幕焼沢(那須烏山市)で谷止工、予防治山の富沢(塩谷町)で床固工に着手。薬師入(宇都宮市)では谷止工3基を施工。新規の大槻(矢板市)で山腹工の設計と工事を実施する計画。県単事業は11カ所1億4340万円。里入沢(鹿沼市)で谷止工を発注。大久保沢(日光市)で流路工の測量設計を予定している。

 国庫補助事業は宇都宮、佐野、鹿沼、日光、大田原、矢板、那須塩原、那須烏山、茂木、塩谷、那珂川の8市3町で実施する。

 金堀沢の全体計画はコンクリート谷止工2基を整備する計画。事業期間は25~27年度。26年度は堤長28m、堤高6m、堤体積300立方mの1基の工事に着手。

 幕焼沢はコンクリート谷止工3基の設置と流路工修繕を計画。事業期間は25~27年度。26年度は堤長12m、堤高6m、堤体積140立方mの1基を施工する。

 金堀沢、幕焼沢は25年度補正予算で測量設計に着手。金堀沢は北斗プラン、幕焼沢は橋本測量が業務を担当している。

 富沢は床固工2基の工事に着手。事業期間は25~26年度。2基の規模は堤長24m、堤高4m、堤体積180立方mと堤長16m、堤高3・5m、堤体積90立方m。

 床固工で河床や両岸の浸食を抑えるとともに、左岸に延長約25m、高さ2mの護岸を施工する。測量設計は玉川測量設計。

 予防治山の薬師入は全体で9基を計画するコンクリート谷止工のうち5~7基目の3基を施工。規模は堤長35m、堤高4・5m、堤体積236立方m。堤長26・5m、堤高5m、堤体積201立方m。堤長22m、堤高5・5m、堤体積194立方mを予定。測量設計は第一測工。

 大瀬(茂木町)は残る1基の谷止工を発注。規模は堤長19m、堤高4m、堤体積117立方m。事業を完了させる。測量設計はテクノ綜合開発。

 新規の大槻は荒川左岸、東北自動車道西側の斜面崩壊箇所。家屋が近く、土留工と上部斜面へのモルタル吹き付けによる山腹工を実施する。

 事業量は土留工延長約40m、高さ3m、コンクリート150立方m、モルタル吹付工約650平方mを見込んでおり、設計で計画を固めて工事を発注。26年度内に完了させる。

 このほか25年度補正予算(ゼロ国)で3月に落札業者が決まった復旧治山の栗生沢(佐野市)と小薙右沢中流(日光市)の谷止工、尻高田入(大田原市)の排土工の工事を推進。

 小薙右沢中流は堤長40m、堤高8・5mの谷止工で残る上部を施工。尻高田入は林道八溝縦貫線の見上げ法面上部の土砂約2600立方mを除去。

 栗生沢で発注したのは谷止工2基。いずれも鋼製で堤長38m、堤高5mと堤長40m、堤高3・5m。鋼材使用量は約55・5㌧。26年度予算では2基の下流に設置する谷止工1基の測量設計を委託。使用する材料や規模などを決定していく。

 県単事業は宇都宮、足利、佐野、鹿沼、大田原、塩谷、那須の5市2町で計画。

 里入沢はコンクリート谷止工1基を設置。堤長は約26mを想定しており、直営による設計で規模や工法などを固めて工事を発注する予定。大久保沢は流路工流末の県道鹿沼足尾線交差部の測量設計を進める。

 このほか、百貫鳥屋(塩谷町)で水衝部の洗堀を防ぐため、ふとんかご護岸延長約10mを片側に施工。道下(大田原市)、蓑沢(那須町)では山腹工実施箇所の下刈りを計画する。

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