県自然環境課は、みなかみ町湯桧曽国有林内にある谷川岳肩の小屋トイレ再整備に伴う基礎工事を2026年度に計画している。建設工事設計は勝山工務所(前橋市)が受託した。基礎工事は第4四半期、既存トイレ撤去工事は本体工事と合わせて27年度第1四半期の発注を予定している。入札方式は未定。工事期間は基礎工事、既存トイレ撤去を含む本体工事はともに約5カ月を想定している。
同施設のトイレで、浄化槽などに不具合が生じていることから安全かつ快適に利用できるよう新設工事を実施する。総工事費は6億6000万円。26年度当初予算に基礎工事費として2億2000万円を計上している。残る4億4000万円については本体工事費に充てる。
新トイレは男女兼用トイレと女子トイレを集約して1棟を建設する。既存屋外トイレの北東側にS造2階建て、床面積105㎡の規模で整備。1階に自然浄化式処理施設を設置し、2階にはトイレスペースを設ける。自然浄化式処理施設は▽第一消化槽=20立方m▽第二消化槽=10・9立方m▽ろ過槽=10・9立方m▽土壌処理施設=26・9㎡-で構成。汚泥・汚水はトイレスペースから自然浄化式処理施設に直接つながる構造となっている。
基礎工事では2次製品のコンクリート板54個を使用。ヘリコプターで現地まで搬入して組み立てる。使用するコンクリート板はパーツにより大きさは異なるが、最も大きいもので長さ1m、幅0・5m、厚さ0・6mとなる。
屋根はガルバリウム鋼板の切妻屋根で、施工面積は52・5㎡。外壁材にはキーストンプレート鋼板を使用、施工面積は139㎡となる。
トイレ棟にはLED照明を9個設置する。空調設備の設置については行わない方針。
トイレ内の床は杉板を使用し、40・4㎡で施工。便器は小便器2基と洋式便器4基を設置する。洋式便器に暖房便座とウォシュレット機能は設けない。
上水道管の新規敷設工事はトイレ棟に給水しないため行わないが、肩の小屋への給水管がトイレ棟新築工事の支障となることから、φ50㎜のポリエチレン管の切り回し工事を行う。
排水管布設工事は、肩の小屋の排水などをトイレ棟1階に設ける処理施設に集約する予定であることから、肩の小屋からトイレ棟に向かう排水管敷設工事を計画。φ50㎜のポリエチレン管を開削工法で延長13m布設する。
屋外に設置されているプレハブ造平屋の仮設トイレ3基は撤去する。床面積2㎡のトイレが2基、床面積1㎡のトイレが1基設置されている。汚泥を取り除いた後、ヘリコプターで地上まで運搬し、産業廃棄物業者に引き渡す。トイレを使用できない期間をなくすため、トイレ棟を新築した後、既存トイレは撤去する。

















