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栃木県真岡土木事務所

真岡土木、物井寺内線、高盛り土に副道、鉄道と旧国道を立体、用地済み620m着工へ

2026/04/07 栃木建設新聞

 県真岡土木事務所は、真岡市横田~寺内を結ぶ一般県道物井寺内線バイパス1700m(寺内工区)の道路詳細設計をまとめた。擁壁・高盛り土区間1080mでは真岡鐵道と市道118号線(旧国道294号)、市道4215号線、市道5026号線と立体交差。1級河川五行川を渡河する橋梁を架設。予備設計を踏まえ今秋にも立体部の構造形式を固め、詳細設計への移行時期を検討する。高盛り土区間では副道を確保し市道から県道にアクセス。五行川東側620mは圃場整備で用地を確保しており、国庫充当の2026年度から工事を発注する見通し。

 寺内工区の幅員は14・5m。車道3・25m×2車線の両側に路肩兼自転車専用通行帯1・5mと歩道2・5mを確保する。

 法線や道路構造の検討にあたり五行川で東西に分け、路線測量、道路詳細設計を実施。構造物の予備・道路詳細設計では118号線と真岡鐵道立体部、跨線橋から河川橋区間の高盛り土構造、五行川新橋の構造形式や副道の配置、オーバーパスする道路への接続形状などを検討。

 真岡鐵道と118号線は一体でオーバーパスする高架橋形式を想定。真岡鐵道から294号バイパス区間は高い擁壁区間で両側に副道を配置。擁壁の高さは立体交差の比高を試算し約1~7m。

 両側の副道は交互通行が可能な5mで計画。副道は294号バイパス、県道本線から118号線にはアクセスできず、294号側で副道から県道本線へのアクセスを可能とする。

 五行川から真岡鐵道間は高盛り土区間。盛り土の高さは約1~9m、両側に幅員5mの副道を配置。ボックス工で立体交差する4215号線は、副道を経由し県道本線にアクセスが可能。

 区間中央部付近では副道から県道本線へのアクセスと本線横断による副道から副道へのアクセスが可能となるよう計画した。

 五行川新橋は現道の高畦橋に近接しており、橋長が50m程度。2径間を想定している。

 五行川左岸で交差する5026号線は、橋梁に接続する盛り土区間。バイパスは5026号線をボックス工でオーバーしアクセスはできない。

 五行川東の620m区間は、市道3カ所と交差点を形成。起点部の農免農道との交差点には右折レーンを設置する計画。

 寺内工区は294号真岡南バイパスの先線となる東進区間。立体交差の利点として①踏切事故の防止②交通渋滞の防止③軌道が堀割的に低い位置にある地形の問題―を挙げた。

 寺内工区は踏切と294号バイパスとの交差点が近接するため平面交差では渋滞が発生し事故を誘発する可能性が高いと判断。交差予定位置は軌道が掘り込んで敷設。周囲とは約2mの高低差も立体化を選択した要因の一つ。

 バイパス区間は西を294号と408号真岡南バイパスとの交差点、東は現道タッチの1700m。このうち五行川左岸から現道タッチまで620mは北関東自動車道の整備に併せ、五行川東県営圃場整備事業を導入。道路用地を確保した。現道は4m程度。

 路線測量と道路詳細設計は五行川を境に西側が篠原設計、東を中央測工が担当。詳細設計は西側が富貴沢建設コンサルタンツ、東はダイミック。構造物予備設計は跨線橋が富士コンサルタンツ、河川橋を富貴沢建設コンサルタンツが手掛けている。

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