国土交通省は大規模な山岳トンネルの省人化施工に向けて、2026年度も試行工事を3件程度実施する。直轄のトンネル工事を対象に、総合評価落札方式『技術提案評価型SⅠ(エスイチ)型』の実施を予定しており、入札手続きを順次進めている。
『SⅠ型』は、一定の範囲内(当面は予定価格の5%)で費用計上を前提とした技術向上提案を求める方式。25年度の試行では『鋼製支保工』における自動施工技術をテーマに実施した。
26年度の試行では▽覆工(セントル移動および据え付け)▽穿孔▽吹付けコンクリート▽装薬▽ロックボルト工―のいずれかの作業をテーマに発注。災害リスクの高い切羽作業や側壁近傍での作業、また省人化効果の高い技術などを優先して絞り込んでいく。
同省は、片側2車線以上の大規模な山岳トンネルを対象に、試行工事を通じて自動施工技術を活用する際の技術基準類(実施要領、積算基準、管理基準)の整備を進めている。おおむね5年をかけて取り組み、一部作業については自動化の標準化を目指す。
27年度以降の試行工事については、トンネルの規模ごとに切羽への立ち入り作業や被災状況を踏まえ、どの作業をテーマにするか検討する。順次試行を進め、最終的には技術の全体最適化を図り、省人化施工の確立につなげていく考えだ。
















