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【国交省】技術実証事業5件採択/下水道管路メンテを高度化

2026/04/14 本社配信

 国土交通省は、下水道管路メンテナンスの高度化、メンテナビリティの向上に取り組む5件の技術実証事業を採択した。

 今回採択した「上下水道一体革新的技術実証事業(AB-Crossプロジェクト)」は、水道革新的技術『A-JUMP技術』と、下水道革新的技術『B-DASH技術』を横断『Cross』する、上下水道一体の技術実証事業。強靱で持続可能な上下水道の構築を目指す技術開発を進めるために行う。

 公募テーマは①水道管路メンテナンスの高度化・メンテナビリティの向上につながる技術②カーボンニュートラルの実現に資する省エネや創エネなどの技術―の2種類。

 採択された事業のテーマと内容は次の通り。

▽No Entry実現に向けた概略点検・詳細点検併用型ドローン×AI実証事業(Liberaware、管清工業、日水コン、アキュイティー、千葉市共同研究体)=過酷な下水道管環境下で、飛行型ドローンを活用して無人点検やAI診断技術の高度化を実証する。調査困難区間における安全性向上や省人化、点検品質の高度化に取り組む。

▽下水道管路におけるフロート式点検ロボットの実証事業(日本工営、ウオールナット、埼玉県共同研究体)=農業水利施設・電力土木分野で水路トンネル点検の実績が多数あるフロート式点検ロボットをベースに、下水道管路点検の省力化・高度化につながる機能を備える装置へ改良。下水道管路特有の環境条件において機能を発揮するか実証する。

▽予防保全を実現する下水道次世代DXモデル実証事業(埼玉県、NTT東日本、NTTeDroneTechnology、ジャパンインフラ・ウェイマーク、NTTインフラネット、国際航業共同研究体)=簡便なドローン・カメラによる現地点検手法の確立。AIや3D点群を用いた損傷・変状検出と診断の実現、取得データからのマッピング、デジタル台帳管理まで点検プロセスの効率化を実フィールドで運用実証する。

▽天井走行ロボットを用いた下水道管路背面の初期空洞に対する無人点検技術の実証(前田建設工業、三井住友建設、東京大学共同研究体)=①地上遠隔での完全無人点検の実証②飽和地盤における空洞検知指標の確立③複数センサー併用による誤検知排除と修繕判断の高度化―など、取得データを3Dで可視化し、維持管理の有効性を実地で検証する。

▽脱炭素化に資するMABR併用型活性汚泥法(三機工業、日本下水道事業団、横浜市共同研究体)=標準活性汚泥法にMABRを組み込むことによる、省エネ効果、N2O発生抑制効果等を実証する。

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