記事

事業者
栃木県

県新防災教育施設、3工種の分離発注、建築は3者JV、5月初旬に公告

2026/04/15 栃木建設新聞

 県は新防災教育施設新築工事(宇都宮市西川田)を建築、電気、機械の3工種分離で発注する。建築工事は3者JVを想定し、5月初旬に公告。9月議会に請負契約締結議案を上程。余裕期間を設定し議決後の10~12月に着工。電気設備は2者JVを見込み6月中旬~下旬に公告。受変電設備に納期を要すことから8~10月の工事着手。機械設備は単体業者を予定し、9月頃に公告。11月上旬の契約と12月頃の着工を予定。展示工事も26年度の早期発注で調整中。28年度中の供用開始を目指す。

 工事費は2025年度2月補正で4カ年継続費23億2740万円を設定。年割額は25年度1億5800万円、26年度4億4080万円、27年度9億1920万円、28年度8億940万円。概算事業費は約26億円。

 整備場所は総合運動公園内第2陸上競技場前、中央エントランス西側、中央広場南側の芝生エリア。

 建物はRC造平屋建て延べ床面積1841・1平方m。西側は展示エリアで、中央にVRイマーシブシアター、西側から冠水、暴風雨、煙、初期消火、地震の個別災害体験部屋をL字型に配置。南西角に機械室(一部倉庫)を設ける。

 円形のVRイマーシブシアターは360度の圧倒的な没入感を提供。冠水体験は床面掘り込み+ボールプールで歩きづらさ、乗用車ドア付近部分の再現による開閉しづらさ体験も整備。暴風雨体験はファンで強さ4段階の風を起こす。被害を見える化するための映像演出も連動。

 煙体験はスモークマシーンを用いた迷路型。見取り訓練に一部ガラス張りとする。初期消火体験は消火器型コントローラーを活用したバーチャル方式。地震体験は過去の地震波形を読み取り起震装置で震度1~7の9段階の揺れを再現する。

 中央入り口西側にはカフェを併設。南側にはとちぎ防災エントランスとして解説グラフィックや映像・情報、持ち帰りコンテンツを用意。

 東側は執務エリア。北側から事務室、VR防災体験車車庫、多目的室、男女トイレ、会議室を配置。

 ガイダンスや振り返り学習を主な目的とした会議室の定員は最大120人。1学年30人4クラスを想定。中間を間仕切り2部屋の貸し出しも検討している。

 新築工事の基本・実施設計は安藤設計、展示設計は丹青社が担当。工事発注は新築工事を建築営繕課、展示工事を危機管理課が担当する。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら