県安足土木事務所は、都市計画道路3・5・303号唐沢公園線1240m(一般県道田沼唐沢山公園線バイパス、佐野市田沼町~栃本町)の道路詳細設計と橋梁予備設計をまとめた。新設区間で東武佐野線をオーバーパスする高架部は、橋長が153m、幅員が9m(両側副道を含め24m)。歩道部の橋梁を南側に集約して東武佐野線を超える。上部形式は5径間連続鋼鈑桁を想定。橋梁詳細設計を踏まえ下部工や歩道橋の構造形式などを固める。一般部幅員は自転車専用通行帯を確保するため、標準部で12mから14m、交差点部を16mから17mに変更。2027年1月の県都市計画審議会に諮問し27年度からの事業化を見込む。
事業区間は西が主要地方道佐野田沼線から東を栃本小学校付近まで。交差点は西から平面交差で佐野田沼線と市道3068号線。立体区間では市道3088号線(立体部で通行止め)、3089号線(高さ制限2・5m)、3090号線、231号線。両側幅員7mの側道と交差点を形成する。
立体区間東側の一般部で一般県道築地吉水線、田沼唐沢山公園線現道、市道3115号線などと平面交差する計画。付加車線を設置する交差点は佐野田沼線、築地吉水線、市道3115号線を予定。田沼唐沢山公園線は立体区間と3115号線の間で現道が北側から合流する。
立体部は当初、東武鉄道と西側に並行する市道231号線をオーバーパスする計画から軌道との建築限界や縦横断を考慮。下田沼土地区画整理事業を導入し西側で連続する複数の市道を含めて立体化する計画に変更。
鉄道両側の橋台・橋脚は杭基礎を想定しており、地質調査を踏まえ橋梁詳細設計で構造・形式を固める。上部工は4案から検討し5径間のメタルと結論付けた。歩道部は南側に集約し歩道橋を新設。詳細設計で内容を固める。立体部は車道部のみで両側の側道とは擁壁で区分する。
唐沢公園線の都市計画幅員は1998年度に決定した。その後、自転車専用通行帯の確保が義務化され、現計画の路肩0・5mから1・5mに見直し。一般部の全幅を12mから14mに変更する。
交差点部は両側の歩道を3mから2・5mに修正。自転車通行帯に案分し全幅が16mを17m。立体部は両側の側道を6mから7m、歩道橋を新設し構造物分のスペースを踏まえ幅員24mを維持する。
幅員構成は一般部が車道3m×2車線の両側に路肩兼自転車専用通行帯1・5m。歩道を両側2・5m確保する。交差点部は右折レーン分3mを設置する。
立体部は本線が車道3m×2車線の両側に路肩兼自転車専用通行帯1・5mと擁壁で区分された余裕幅0・5m。両側の側道は交互通行が可能な車道4mと外側に自転車・歩行者が通行する2・5m。反対側は擁壁で区分された余裕幅0・5m。
26年度は都市計画変更と事業化に向けた手続きを進めていく予定。橋梁詳細設計や下部工整備に必要な地質・土質調査は事業化を踏まえ委託する見通し。鉄道西側の土地区画整理事業実施地区は現都市計画分の道路用地を確保している。
唐沢公園線は北関東自動車道佐野田沼ICと唐沢山城址公園を最短で結ぶ。22年度に交通量推計調査を実施。唐沢公園線への交通転換により、田沼・葛生地区の国道293号の渋滞緩和が図られるとの結果を得た。23年度には道路概略設計を実施した。
整備効果では田沼地区市街地東西の連絡が図られ、国際クリケット場や史跡唐沢山城跡などへのアクセスが強化。東武佐野線をオーバーパスし鉄道で隔てられていた東西方向の利便性が向上する。
交通量推計、道路概略・詳細設計、橋梁予備設計を富貴沢建設コンサルタンツ、地質・土質調査が福原地質基礎、3次元点群測量を含む平面図化と路線測量は晃洋設計測量が担当した。
















