飯田市は2026年度から飯田文化会館の長寿命化改修工事を実施する。事業期間は3年間を見込み、本年度は単年で実施可能な工事を建築、電気設備、機械設備の3分離で発注する。いずれも入札方式は一般競争入札で、公告は6~7月に予定している。工事予算額は3億4297万円。
建物はRC造4階建て、延べ5534㎡。ホールのほか会議室、講習室、展示室などを備える。建設は1972年で、2020年に特定天井耐震補強工事、21年に躯体耐震補強工事を、いずれも吉川建設(飯田市)の施工により実施している。
計画する主な改修工事の内容はホール舞台設備・客室更新、トイレ新設・改修、受変電設備・照明設備・空調設備・給排水設備更新、屋上防水改修、内装・建具改修、太陽光発電設備設置、駐車場新設・改修。
本年度に実施するのは受変電設備や給排水設備の更新、トイレ改修、ロビーの改修によるオープンスペース整備など。工事期間中、休館は予定しておらず、貸し館部分に影響のない箇所を中心に実施する。設計業務は内製で行った。3工事とも議会承認が必要な規模(1億5000万円以上)とはならない見込み。予定工期は9カ月。
27、28年度の工事について年度ごと契約するか継続契約するかは現時点で未定。ただし、ホール部分の工事(舞台設備更新、客席更新など)は28年度に行う。ホール改修の設計業務については本年度に外注する。事業者の選定手続きは6~7月に予定している。委託料等の予算額は1600万円。
■新文化会館は段階的に整備
また、新たな文化会館の整備に向けては、今年2月に基本方針を策定。文化活動を止めないよう既存施設の改修を行い、続いて小ホール、中ホール、大ホールと段階的に整備していく。
基本方針によると小ホール「(仮称)飯田こども広場」は鑑賞定員100人程度とし、整備場所は旧飯田市小公民館跡地を適地とした。
中ホールは鑑賞定員500人程度。鼎文化センター周辺における「鼎複合施設」構想に機能を取り入れることを検討する。
大ホールは鑑賞定員1000人程度。整備場所の候補はリニア駅周辺で、既存施設の改修による延命使用の間に整備のあり方を再検討する。
















