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栃木県警察本部

県警本部大田原署を移転新築、総事業費45億円 RC4階3098平方m、今年度造成、本体27年度末に着

2026/04/21 栃木建設新聞

 県警察本部は、大田原警察署移転新築事業に乗り出す。移転先は若草1-1335-1ほかの民有地を選定。敷地面積7384平方mを確保し、RC造4階建て延べ床面積3098平方mの新庁舎を建設する。基本・実施設計は2025~26年度でフケタ設計が手掛けている。26~27年度で造成工事を進め、27年度末に本体着工。30年度の供用開始を目指し、総事業費45億円を見込んでいる。

 手狭な上に老朽化が著しい中規模署の移転先は、十分な敷地面積と警察車両の緊急出動に迅速に対応できる立地利便性が求められる。候補地は現庁舎から東南方向2・4㎞に位置し、東側は国道400号が南北方向に通過。東西方向に走る国道461号に近接する。

 用途地域は第1種住居地域、一部が第1種中高層住居専用地域。400号を挟んだ向かい側に若草中学校が、北側近接地には大田原女子高校が立地。地権者は1人で、数年前に水田の耕作を休止した。敷地に高低差があり、一定量の盛り土が必要。

 継続費予算額は設計委託2億1118万4000円(25年度1億559万2000円、26年度1億559万2000円)、土地造成工事2億900万円(26年度2090万円、27年度1億8810万円)。地質調査は日本測地、測量は星野測量が受注した。

 外構設計は景観プランニングが担当。造成工事は県大田原土木事務所が発注の見通し。新庁舎の付属施設は車庫棟1棟、倉庫棟1棟、平場の駐車場120台(外来用50台、職員用70台)を予定している。詳細は設計協議の中で順次確定していく。

 警察庁舎は一般的に1階が会計課、地域課、交通課の許認可を扱う窓口業務。2~3階は刑事課、生活安全課、警備課といった実務部門。4階には道場や会議室。各階にトイレが配される。こうした前例を踏襲した諸室配置が計画されるとみられる。

 現庁舎(紫塚1-1-4)は市中心部の敷地面積5767平方mに立地。本館はRC造3階建て延べ1381平方m。耐震補強済みながら築55年が経過。手狭なために18年3月にS造平屋建て114平方mの会議室を増築。ほか車庫や倉庫、自転車置き場がある。

 大田原警察署は国や県の出先機関が集中する県北部の大田原市を管轄し、管内の総面積は354・12平方㎞。中央を那珂川が流れ、鉄道はJR宇都宮線の野崎駅がある。管内人口は約7万5600人。151年前に山の手地区に創設した大田原警察掛出張所が前身。

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