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山梨県昭和町

26年度に保存計画 風土伝承館・杉浦医院

2026/04/22 山梨建設新聞

 昭和町は2026年度、昭和町風土伝承館・杉浦医院の保存活用計画を策定する。施設の保全に向けた改修方針や今後の活用策などをまとめる。27年度以降、計画に沿い施設の改修工事を進める見通しだ。町教委は改修完了までに5~6年程度掛かるとみている。

 施設は1900年代に県内で流行した地方病、日本住血吸虫症の治療に尽力した医師杉浦健造、三郎両氏の病院。大正から昭和に掛けて建てられたもので、母屋や医院、土蔵、納屋など計6棟と庭園で構成される。敷地面積は約3300㎡。町が2010年に買い取り管理しており、12年に国の登録有形文化財に指定された。

 町によると、母屋は雨漏りが発生するなど老朽化が進んでおり、町の調査の結果、母屋と土蔵については改築が必要とされた。それを受け町は改築事業を進める方針を固めたが、その後国から改修した上で保存するよう指導があった。

 町は施設の改修方針などを定めた保存活用計画策定に向け、26年度当初予算に業務委託費1238万6000円を計上した。策定業務は歴史的文化遺産保存の専門家であるヘリテージマネージャーが在籍する業者に依頼する必要がある。県内に対象業者は少なく、甲府市の業者に依頼する方向で検討している。

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