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宝田橋完成を祝う/総事業費は5.6億円/神田地区町内連合会

2026/04/22 新潟建設新聞

 長岡市の市道344号線宝田橋掛け替え事業が完了し、橋の完成を祝う式典が17日、地元の松葉1地内で執り行われた。

 宝田橋掛け替え工事は、長岡市が2017年度に事業着手。松葉地区と対岸の石内地区を隔てる柿川に架かる橋として多くの利用があり、現在の橋梁は3代目。歩道の無設置、橋脚の損傷や支承部の腐食など著しい老朽化対策を理由に架け替えられた。

 橋梁の規模は橋長25・9m、車道幅員7m、歩道が2・3m。上部が単純ポストテンション方式スラブ桁、下部が逆T式橋台でダイエープロビスが施工を担当。総事業費5・6億円を投じて完成し、本年1月末に供用を開始した。

 地元の神田地区町内連合会主催による完成記念式典では神事が執り行われ、参加した関係者と地元住民ら約70人が宝田橋の完成と交通安全、地域の発展を祈願した。

 来賓として招かれた磯田達伸市長はあいさつで「初代の橋は豪雪で落ち、2代目も老朽化する中で3代目の宝田橋が完成した。10年にわたる工事が皆さまの協力と施工業者の努力によって無事故で完成し感謝したい」と述べた。

 長岡市土木部道路整備課によると、宝田橋の名称の由来は1893年(明治26年)に設立された宝田石油にちなんでおり、松葉、中島7周辺一帯に立地していた第一製油所への運搬用に宝田石油が架設したもの。同社は1922年(大正11年)に日本石油と合併し、現在はENEOSとなっている。

 磯田市長は祝辞の結びで「日本石油の会社のマークはコウモリ。長岡駅前の寿屋旅館の2階で合併協議をしている時にコウモリが入ってきて縁起が良いとのことで会社のマークにしたと聞いている」と逸話を披露し「宝田橋の名称が長岡と産業の歴史の発展を示す文化財と言ってもよい。由緒ある橋として子どもやお孫さんにも伝えてほしい」と加えた。

【写真=完成した3代目宝田橋】

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