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茨城県潮来市

鹿島クラブハウス誘致/地域連携拠点の南西側14ha

2026/04/24 日本工業経済新聞(茨城版)


 潮来市およびJ1鹿島アントラーズは、同市内における新たなクラブハウス整備に向けた検討を開始した。候補地は、潮来IC周辺における地域連携拠点事業のスポーツ・賑わいゾーン約14ha。2027年2月ごろの基本合意締結を目指して協議を進め、27年度にかけて基本計画を策定。31年度の完成を目標に、民間連携手法による整備を進めていく考え。現施設が所在する鹿嶋市は移転に反対しており、クラブは誠実に対話を重ねていくとしている。



 クラブハウスの移転候補地が、東関東自動車道潮来IC北側に市が計画している地域連携拠点(約60ha)のうち、「スポーツ・賑わいゾーン」に位置付けた南西側の約14ha。

 導入施設として管理棟、サッカーコート(天然芝・人工芝)、フットサルコート、ハーフコート等を想定。現クラブハウス(鹿嶋市粟生東山2887)の老朽化や人員増加に対応するとともに、トップチームからアカデミー(育成組織)までの練習拠点の機能集約を図る狙いがある。現在クラブハウス内に所在する本社については、鹿嶋市に残す方針。

 事業実施に当たっては市が整備主体となり、PPP/PFI手法を軸に官民連携手法による整備を検討していく。今後は諸条件の精査を経て、27年2月に最終的な事業実施の判断を下す。基本合意の締結に至った場合には、27年度にかけて拠点全体の基本計画を策定。28年度以降に設計・整備を進め、31年度完成の流れを見込む。

 地域連携拠点は「スポーツ・観光活動を核とした交流拠点の形成」が全体コンセプト。24年度策定の基本構想では都市公園ゾーン(北西側)、スポーツ・賑わいゾーン(南西側)および観光・交流施設ゾーン(東側)の3つを配置している。

 北西側約14・5haの都市公園ゾーンに関しては、(仮称)総合運動公園としての整備を検討。25年度に開催したワークショップにおいては、体育館・アリーナ、屋内遊戯施設、温浴施設、アスレチックなどを求める声が多く上がった。

 拠点整備はゾーンごとに段階的に進める方針。27年度に策定する基本計画の中で、拠点における他ゾーンとの機能連動や、近接する前川運動公園をはじめとする周辺施設との相互連携も見据え、各ゾーンの整備方針について具体化を図っていく。


◎鹿嶋市は反対

 なお、クラブハウス移転検討に係る公表を受け、鹿嶋市は移転検討に反対し、撤回を求める見解を発表。クラブ側は誠意をもって対話と協議を重ねていく方針を示している。

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