下水道総合事務所の副所長から所長へと就任した松本所長。「気負わず、普段通りの姿勢で業務に臨みたい」と穏やかに語る一方で、新たな立場への自覚もにじませる。「職員それぞれの業務内容や、各係の役割、組織全体を改めて把握し直す必要がある。職員の課題を自分の問題として受け止め、全員が持ち味を発揮できるような組織にしたい」と意気込みを見せる。
下水道総合事務所には、技術系・事務系をはじめ多様な専門職が在籍する。「求められるスキルや経験が職種ごとに異なる点が、この組織の面白さでもある」と話し「そうした違いを踏まえた上で、誰もが力を出し切れる環境づくりに努めたい」と続ける。
本年度の事業については、幹線管渠の整備が大詰めを迎えており「佐波処理区の伊勢崎幹線整備工事が完了すれば、幹線管渠建設は概成となる見込み。また、管渠の修繕・更新では、調査結果を踏まえて実施設計を行い、更生工事を進めることで道路陥没などの未然防止を図りたい」と説明する。
施設面でも、設備更新や耐水化、自家発電設備の72時間化など「防災・減災に向けた取り組みを一層強化していく」と語る。さらに、管理・更新を一体的に行うウォーターPPPの導入については「より効率的で効果的な運営方法を検討していきたい」と今後の展望を示す。
思い出深い事業として挙げたのは、1998年の豪雨で被災した利根川の災害復旧工事。県庁のすぐ西側での施工だったため「現場の様子がよく見え、先輩方から毎日のように指摘や問い合わせがあった」と苦笑しつつ「大規模な現場で、そうした指摘を含め多くを学ばせてもらった」と振り返る。
若手職員には「怖いもの知らずで挑んでほしい。角があっても構わないし、無理に丸くなる必要はない。時間がかかっても、足りない部分を補いながら大きく育ってほしい。積み上げたものは必ず武器になる」とエールを送る。
県内の建設業界に対しては「下水道は24時間365日止められない施設。多くの業種の支えがあって成り立っている。今後も現場を支えていただきたい」と感謝と期待を込める。
趣味は音楽とゴルフ。特にYOASOBIのファンで、紅白歌合戦で偶然目にしたことがきっかけだったという。お気に入りは「あの夢をなぞって」。今月5日には国立競技場でのツーマンライブにも足を運んだ。「昨年は家族旅行を兼ねて沖縄のライブにも行った。妻と娘に加え、沖縄に惹かれて息子もついてきた」と笑顔を見せる。「つらい時期にとても励まされた。人生に欠かせない存在」と語る。
ゴルフはラウンドを中心に楽しんでおり「調子の波が大きく、スコアが20ほど上下することもある。なんとか安定させたい」と話した。
















