日立市が進める金沢町地内道路(市道6750号線)整備事業は、2027年度の(仮称)真弓トンネル掘削工事着手を見据え、接続区間の整備を本格化させている。本年度は事業費5億8624万5000円を投じ、延長450m区間で切土・盛土工や法面対策、ストックヤード整備などを計画。複数工区に分割し、いずれも上半期中の公告を予定している。
同事業は、主要地方道日立笠間線の「真弓ルート」を構成する重要区間。常陸太田市が事業主体となる市道0139号線整備事業は、常陸太田市幡町から日立市金沢町を結ぶ延長5480m(うちトンネル延長2084m)で計画されている。
このうち金沢町地内道路は、山側道路から真弓トンネル坑口までを結ぶ延長450m、幅員8・5m(車道3・25m×2車線、両側路側帯)で整備する。事業期間は18年度から29年度までを予定し、総事業費は約48億3900万円。社会資本整備総合交付金(補助率55%)や原子力関連財源を活用して進めている。
これまでに国有林の使用許可を取得し、24年度から伐採工や土工に着手。現在は、掘削工や盛土工、擁壁工など基盤整備が進行しており、切土で発生した残土の処理に向けては、十王町友部地内のストックヤード整備も並行して実施している。
25年度は延長約324m区間で、切土工や擁壁工、基礎工など計6件の工事を実施しており、施工段階は本格的な構造物整備へと移行。3月末時点での進捗率は31・1%(事業費ベース)を見込んでいる。
26年度はこれに続く形で土工・法面対策・補強土壁工を中心に施工を展開し、トンネル接続に向けた道路線形の確保を図る。将来的には、真弓トンネル(延長約2084m)の開通と連動し供用開始する見込みで、完成すれば日立市と常陸太田市を結ぶ新たな幹線ルートとして、物流効率化や通勤時間短縮など地域経済への波及効果が期待される。
今後は残る工区の順次発注とともに、切土・盛土バランスや施工ヤード確保など現場条件に対応しながら、29年度末の供用開始を目指し整備を加速させる。
















