小山市は、美田地区中心施設の建設地を豊田南小学校跡地(松沼668-1)に決定した。市街化調整区域1万9664平方mにコミュニティセンターと出張所との複合拠点を創設する。農用地区域外で農振除外や農地転用手続き、地盤改良が不要なことが決め手となった。2026年度は基本計画を策定、当初予算には委託料1047万2000円を措置。27年度は基本設計、28年度は実施設計を委託。29年度に着工し、31年度の完成を目指す。
市北部に位置する美田地区には豊田、中、穂積の3公民館が立地。各S造平屋建てで築40年以上が経過。3館とも一斉に老朽化し、避難所に指定されていない。地域住民は新施設に既存の公民館機能と防災機能とともに、広い駐車場の確保を求めた。
建設地南側を第1次緊急輸送道路の主要地方道栃木小山線(幅員9・8m)が東西に走り、浸水想定区域を通過せずに現地に到達。東側は市道209号線、北側は1093号線。市営バスは思川駅線豊田南小前停留所、北東800m地点にJR両毛線思川駅がある。
機能は①コミュニケーション(多目的ホール、会議室、ロビー、スポーツレクリエーション)②育む(プレールーム、学習・保育スペース)③学習(図書室、調理実習室、和室、陶芸室)④行政・施設管理(公民館事務所、出張所、高齢者サポートセンター)を挙げた。
規模は既存の市民交流センターと比較し、地域の実情に合った適正規模を選定。既存4施設の諸室面積は地域別で異なっており、開設13年の城南出張所は近隣の民間所有空き事務所を20年間賃借する。手狭な上に利用者が多く、出張所移転を余儀なくされた。
防災機能は災害時の地域住民避難所に必要な生活用具を備えた備蓄倉庫を設置。交通機能は大小様々な活動に柔軟に対応できる駐車場、駐輪場、バス停留所を配置する。近隣には小山西高、豊田中、豊田小が立地。都市計画道路3・3・3号小山栃木都賀線が事業中。
一帯は高齢者の割合が高く、希薄化した地域コミュニティーを再構築する場が少ないのが実情。住民代表らは豊田、中、穂積の3地区住民の融和施設となるよう申し入れた。児童生徒との交流促進やアクセス利便性から他地区からの来街者の増加が期待できる。
市内では間々田市民交流センター「しらさぎ館」、小山城南市民交流センター「ゆめまち」、桑市民交流センター「マルベリー館」、大谷市民交流センター「あいとぴあ」の4館が開館。美田地区は最終となる5館目。地域住民は「なるべく早い時期の完成」を切望する。
豊田南小校舎は解体撤去工事に着手し、12月までには整地が終了する。22年3月に豊田南と豊田北の両小が閉校後、豊田北中北側に豊田小が開校。22年4月から豊田小中一貫校がスタートした。大規模な学校跡の土地建物の有効活用策を検討していた。
















