記事

事業者
群馬県住宅政策課

茂木裕住宅政策課長就任インタビュー

2026/05/01 群馬建設新聞


生活の基盤である「住まい」は「幸福を実感できる場所であってほしい」との思いを明かし「一人一人が望む住まいの形は違っても疲れた体を癒し、くつろぎが得られる、そんな自分らしい住まいの選択ができる群馬県を目指したいと思っている」と話す。

本年度は「5年ぶりに群馬県住生活基本計画を改定する予定」と話し、物価高騰、人口減少、空き家の増加、環境配慮など、住まいの課題が年々変化している昨今において「県民の皆さまの意見を真摯に伺いながら、住生活の安定の確保とさらなる向上を促進する計画に仕上げたい」と意気込む。また、住宅確保要配慮者に対する居住支援に関しては「賃貸住宅への入居が促進される施策を拡充し、要配慮者の住宅確保を推進していきたい」と力を込める。

これまで携わった思い出深い事業を聞くと「これまで経験した職場ごとに思い出深い出来事はあるが、苦い思い出としてよみがえってくる出来事が1つある」と前置きをしつつ「ぐんま昆虫の森整備事業に携わった時に、古民家の移築が完了し、引き渡しを終えた翌週に落雷が原因で茅葺屋根が焼失してしまった」と話す。「その後、ボランティアで参加した茅の刈り取りや竹小舞の編み込み、土壁塗りなどの復旧作業も含めて、記憶に残る出来事となっている。今でも子どもを連れて昆虫の森に出掛けると、呆然と消火作業を見守っていた時の苦い思い出がよみがえってくる」という。

若手職員には「1つの考えに縛られることなく、県民目線に立ち返って目標を確認しながら達成するよう業務を進めてもらいたい」と話し、また「自戒の念を込めて言わせてもらえれば」と前置きしつつ「心から打ち込める趣味などを持ってほしい。気持ちをリフレッシュできる趣味を持っている人は楽しそうなのである」とアドバイスを送る。

建設業界へは働き手の減少や物価高騰など、建設業界がきびしい局面にあることに理解を示しつつ「これまでと同様に安全で環境への配慮が行き届いた住まいの普及にご協力を願いたい」と呼び掛ける。また「県では質の高い古民家が解体されてしまうのはもったいないとの考えから古民家を活用する『コミンカコナイカ事業』を進めており、建設業界の皆さまにも興味を持っていただけるとありがたい」と訴える。

趣味や休日の過ごし方を聞くと「実家の田畑が荒廃しないよう、週末は兄弟姉妹で農作業に勤しむことが多くなった」と話し「自分たちで食べる分くらいのお米は自分たちで作れるように今後も続けていければ良いと思っている」と笑顔を見せる。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら