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群馬県高崎土木事務所

木内弘二高崎土木事務所長就任インタビュー

2026/05/02 群馬建設新聞


1999年度から2001年度以来、25年ぶり2回目の高崎土木事務所勤務となる。「県内最大の人口を擁し、職員数も最多である高崎地域を担当する土木事務所長として、その責任の重さを痛感している。高崎市と緊密に連携し、高崎市と群馬県の未来を切り拓く基盤づくりを着実に進めていきたい」と力強く語る。

所管する高崎地域は、「本県経済・文化の中核であり、鉄道網や高速道路網、国道17号・18号、東毛広域幹線道路が交差する県内最大の交流拠点である」と地域の印象を述べる。「管内では災害時の広域的な支援物資輸送のための道路整備や、都市部の慢性的な交通渋滞解消に向けた道路拡幅、歩道整備が急務となっている」と話す。また、近年の集中豪雨による浸水対策や、榛名山南西麓の中山間地における土砂災害対策など、地域特性に応じた多様な対応が求められているとも認識している。

本年度については、計画2年目となる「ぐんま・県土整備プラン2025」に基づき「災害レジリエンス№1の実現」「未来につながる魅力的なまちづくり」に資する各種事業を計画的に進める。碓井川、烏川、井野川、鏑川の河川改修や調節池整備、西毛広域幹線道路「高崎工区」「高崎安中工区」、高崎神流秩父線「矢田工区」のバイパス整備、房坂川等の土石流対策のほか、国道254号「下長根工区」、井野停車場線「井野町工区」などの歩道整備を、地域の協力を得ながら着実に進めていく。

これまでの業務では、渋川土木事務所で担当係長として携わった上信自動車道建設に加え、県道高崎神流秩父線聖石橋の架け替え事業が印象に残っているという。「現道を通行止めにせず橋梁を三分割し交通を切り替えながら施工する計画の中で、3年間をかけて、橋脚と橋台工、上流側の橋台工と上部工架設を担当し、ニューマチックケーソンによる基礎工を河川管理者と協議しながら一渇水期で橋脚5基を完成させた経験は大きい」と当時を振り返る。

若手職員には失敗を恐れず積極的に挑戦する姿勢を求めたい。知識や技術は時間をかけて習得するものであり、日々の経験を積み重ねて成長してほしい。また柔軟な発想を生かし、ICTやAIによる業務効率化にも取り組むことを期待している。

建設業界については「社会資本整備や災害対応での尽力に感謝しており、地域の安全を守る担い手として連携し、迅速に対応できる体制強化を図りたい」と呼び掛ける。

休日は家庭菜園や海釣りで心身を整え、日本海や東京湾でケンサキイカやアオリイカ、アジ、太刀魚、真鯛などを狙っている。「冬の日本海で10㎏オーバーの寒ブリを釣り上げることを目標としている」と笑顔を見せる。

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