那珂市が進める複合型交流拠点施設「道の駅」整備で、2026年度は造成工事3件と下水道工事を発注する。間もなく造成工の第1工区を一般競争入札で公告するのを皮切りに、7月以降には第2、第3工区を順次公告。汚水管布設も9月までに発注する。当初予算には事業費4億8340万3000円を計上した。造成を起点に整備を進め、27~28年度に建築・外構工事(約37億5993万5000円)へ移行する。
本年度に実施する造成工事は3工区で構成する。第1工区は4~6月に一般競争入札で発注し、載荷盛土工一式を施工、工期は7カ月を見込む。第2工区は7月以降に公告し、載荷盛土工一式に加え雨水排水設備工一式を行い、工期は9カ月を見込んでいる。
第3工区も同時期以降に公告し、ボックスカルバート工一式と盛土工一式を実施、工期は8カ月を予定している。これらにより、軟弱地盤対策や排水機能の確保など、基盤形成を段階的に進める。
このほか、下水道事業として汚水管布設工事(開削)を発注し、延長約700mを整備する。周辺インフラの整備を並行して進めることで、供用開始後の円滑な施設運営に備える。実施設計は玄設計(水戸市)が担当した。
施設は東棟、西棟、南棟、北棟の4棟で構成する。東棟(約500㎡)には多目的・カフェスペースや道路情報提供・休憩機能を配置。西棟(約975㎡)には観光物産販売所や農産物直売所、バックヤードを整備する。南棟(約820㎡)は2階建てで、1階に飲食店やエントランス、2階にフードホールを設ける。北棟(約675㎡)は子育て支援機能を担い、ベビーケアルームや多目的室などを配置する計画。
屋外には芝生広場を中心としたプレイゾーンを設け、天然木遊具を配置するなど滞在性の向上を図る。防災面では、防災倉庫に約400人分3日間の備蓄を確保し、非常用発電設備(100kVA)や耐水型貯水タンクを整備。駐車場は約1万5434㎡、ヘリ離着陸スペース(20m×20m)も確保し、災害時の活動拠点としての機能も持たせる。
総事業費は約43億円で、内訳は建築22億円、外構9・9億円、造成4・1億円、付帯7・2億円。国庫補助の活用により、市の実質負担は約11・9億円を見込む。
今後は造成の進捗を踏まえ、27年度に建築・外構工事へ着手し、28年秋ごろの供用開始を目指す。飲食コンテンツの具体化や運営体制の構築も並行して進め、地域のにぎわい創出と防災機能を併せ持つ拠点整備を推進する。

















