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栃木県鹿沼市

鹿沼市、上都賀農振跡に防災広場、6月までに解体公募、計画策定も委託

2026/05/02 栃木建設新聞

 鹿沼市は、県上都賀農業振興事務所跡地(幸町1丁目)に防災広場を整備する。面積は4882平方m。広域防災倉庫兼集会所、多目的広場、駐車場、イベントゾーン、屋外トイレなどを配置する。5月中旬~6月に既存建物解体工事の公募型プロポーザル、計画作成業務委託の競争入札を予定。解体は市内、計画作成は県内を地域要件とする方針。解体工事、計画策定は11月頃の完了を見込む。2027年度は建築設計や土木工事、28年度に建築工事を進め、28年度中の供用開始を目指す。26年度当初予算に解体工事と整備計画策定費8020万円を計上した。

 上都賀農振跡地は19年4月に市が県から取得。地元住民の要望を踏まえ、地域の防災・交流機能を併せ持つ「防災広場」と災害時に市東部地区を補完する「広域防災倉庫」を整備する。3月に基本構想を策定した。

 敷地は台形で東側の道路が出入り口。ゾーニング計画は東側に駐車場およびイベントゾーン(約2300平方m)。南側を建築物ゾーン(約1600平方m)、西側を防災広場(約500平方m)と休憩施設ゾーン(約500平方m)とする。

 出入り口正面の駐車場およびイベントゾーンは車両が周回できるよう配置し、全体を透水性アスファルトで舗装。駐車台数は20~30台を確保する。夏季の輻射熱対策も講じ、平時はマルシェなどのイベント利用を見込んでいる。

 建築物ゾーンの防災倉庫兼集会所は延べ床面積約300平方m(倉庫機能150平方m、集会所機能150平方m)を想定。10㌧トラックが倉庫に直接アクセスできる搬入通路を確保。集会所内にはトイレ、冷暖房設備、給湯室を設ける。防火水槽や雨水貯留槽は南東端の元調整池付近への設置を想定している。

 防災広場および休憩ゾーンは芝生敷き。想定避難人数は1100人。平時は地域住民の交流の場となる。休憩施設として防災かまどベンチ、あずまやなどを設ける。そのほか配置する屋外トイレは防災兼用。マンホールトイレとの連動を考慮する。井戸、ポンプ設備も緊急時利用を想定し手動用を設置。太陽光発電設備や蓄電池、自家用発電設備も検討する。

 解体する事務所跡地の建物は5棟。本館はS造平屋建て延べ489平方m、新館は軽量S造2階建て延べ680平方m、車庫はS造平屋建て延べ154平方m、倉庫①は軽量S造平屋建て延べ14平方m、倉庫②は軽量S造平屋建て延べ46平方m。25年度に実施した事前調査ではアスベストの含有は確認されなかった。

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