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栃木県河川課

県河川課主要事業 28カ所に27.1億円投入、藤田橋(荒川三箇)が詳細設計

2026/05/09 栃木建設新聞

 県河川課は、国庫補助や交付金を充当する2026年度河川事業の概要をまとめた。東日本台風で被災した巴波川(栃木市)、姿川(宇都宮市)など改良復旧や大規模特定河川を含む3事業28工区(水文観測等含む)で事業費が27億1700万円。掘削や築堤、護岸工事を推進し、巴波川は流入・流出施設工事を継続。武子川・仁神堂(鹿沼市)は国道293号下流左岸の檜堰改築に向け落差工とともに詳細設計を発注。荒川三箇(那須烏山市)の市道三箇小白井線の藤田橋は、河川断面拡大に併せ架け替えるため詳細設計を発注する。(2面に主要事業と実施箇所)

 激甚災害対策特別緊急事業の巴波川は17億2000万円。下流側からシールドマシンによる地下トンネル、到達施設、立て坑などの進捗を図る。事業費は債務返済分。

 大規模特定河川事業は7カ所で3億8200万円。姿川・大谷は県道宇都宮今市線大谷橋上流側の公図混乱地区で用地調査を継続。地下トンネル下流9・2㎞区間の巴波川は、流下断面が不足する箇所の掘削や護岸工事。

 杣井木川(小山市)は用地補償が完了した調節池の掘削工事に着手。防災・安全交付金の効果促進事業とともに工事の進捗を図る。旗川(足利市)1・4㎞は、最上流で稲岡橋を架け替えるため地下水調査や前後の掘削・護岸工事を実施する。

 名草川は柳原橋下部工に着手。橋長27・6m(有効幅員4m)のPC中空床版桁。橋台1基の発注を計画しており、形式は場所打ち杭基礎逆T式。

 防災・安全交付金は県内を対象に水文調査を含む20カ所に6億1500万円。2年目の尾名川(足利市)は奥戸町の旗川合流部から川崎町のJR両毛線まで約2・7㎞が事業区間。計画流量毎秒130立方mの洪水を安全に流下させるため掘削8万立方m、築堤9万3000立方m、護岸3500平方mを計画。道路橋6橋を架け替え、排水樋門1カ所を改築する。今年度は用地調査を進める。

 武名瀬川(上三川町)は掘削と護岸を継続。小藪川・楡木(鹿沼市)は金毘羅橋上部工に着手。橋長17・4m(有効幅員3・6m)の単純PCプレテン床版桁。計画断面で橋梁の架け替えを先行している江川・烏山(さくら市喜連川)は統合橋の新山の神橋の詳細設計を発注する。

 荒川・三箇の藤田橋は、1973年架設の3径間単純鋼鈑桁RC床版。橋長90mで、幅員は車道のみ5m。両岸から本川まで高低差があり、架設条件を精査し6月までに詳細設計を発注する。

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