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茨城県鹿嶋市

改築更新10年で48億/下水道経営戦略を策定

2026/05/12 日本工業経済新聞(茨城版)

 鹿嶋市は、2026~35年度の下水道事業経営戦略を策定した。主な投資事業別の事業費予測として、下水道施設の改築・更新に約48・2億円を投入。未普及対策には約5・6億円、雨水対策として約4・7億円を見込んでいる。広域化・共同化や民間活力の活用、脱炭素化に資する設備等の導入に関する検討を進めるほか、将来的な施設のダウンサイジングなども想定している。

 市公共下水道事業は汚水処理面積が1679ha、計画人口は3万6180人、最大汚水量については1万5200立方m/日。浄化センターのほか、中継ポンプ場2カ所を有し、24年度時点の整備率は約81%に達している。雨水整備に関しては全体計画区域1674haのうち、949ha(16排水区)が事業計画区域となっている。

 今後の施設整備については、ストックマネジメント計画に基づき進めている浄化センターの設備更新を引き続き実施し、予防保全により処理能力を維持する計画。管渠については更新計画を明確化し、管路更新と合わせて耐震化を推進することが必要としている。

 35年度までの10年間における投資総額を、約65億円と試算。主な投資事業別の予測としては、ストックマネジメント計画、地震対策等各種計画の策定・改定、設計等に約4・7億円を充てる。未普及対策(延伸等)の事業費見込みが約5・6億円。

 既存施設の長寿命化・老朽化対策(改築・更新)は調査診断に基づき、緊急度の高い箇所について対策を講じるもの。事業費として10カ年48・2億円を投入する見通し。耐震化対策には28~31年度までの4年間に約2億円を投じ、耐震補強や耐震構造への更新を行う。

 また、30年度までに約4・7億円を投じ、雨水幹線整備を実施する計画。集中豪雨や台風による浸水、道路冠水等の被害軽減を図っていく。

 経費削減に向けた取り組みとしては、省エネ機器・設備等の導入、し尿処理施設の共同化、PPP/PFI等民間活力の導入などを検討。

 加えて、将来的には管路更新および維持管理に向けたウオーターPPPの検討や需要に応じた施設規模の適正化(ダウンサイジング等)、新たな普及促進施策の検討なども進めていきたい考え。

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