水戸市は、児童数増加に対応するため、吉沢小学校の校舎増築工事に着手する。発注は建築、電気設備、機械設備(給排水)、同(空調)の4分離で行い、建築工事を7~9月、設備工事を10月以降に順次公告する予定。工期は18カ月を見込む。事業費には3カ年継続費として8億7600万円を計上した。市南部では近年、宅地開発などを背景に人口増加が続いており、将来的な教室不足への対応が課題となっている。市は良好な教育環境の確保に向け、学校施設整備を段階的に進めていく。
増築するのは職員室棟と特別教室棟の2棟で、建物規模がS造2階建て、延べ床面積969㎡。職員室棟には職員室や校長室を配置し、特別教室棟には特別教室2室と管理諸室を整備する。
事業費の内訳は2026年度2億6300万円、27年度2億6300万円、28年度3億5000万円。28年度内の供用開始を目指す。
基本・実施設計は匠建築研究室、地質調査は日拓測量設計が担当している。地質調査ではボーリングや標準貫入試験、不攪乱試料採取、室内土質試験、現場透水試験などを実施した。
同校では児童数の増加が続いており、28年度ごろには教室不足が見込まれている。笠原小学校区と吉沢小学校区では、市南部の新たな居住エリア形成やエリア指定制度の効果もあり、近年人口が増加している。
市はこれまでにも笠原小や吉沢小(1期)で校舎増築を実施してきた。吉沢小では過年度にS造3階建て、延べ床面積736・5㎡規模の校舎増築やトイレ改修も行っている。今後も工事が続くことから、児童の安全面や健康面に配慮しながら事業を進める方針。
一方、第四中学校の増築事業も進行している。整備規模はS造3階建て、延べ床面積1086㎡。特別教室3室と管理諸室を配置する計画。本体工事のほか駐車場整備工事、既存教室等改修の実施設計を進める。本年度事業費には5億7900万円を計上した。
市では、南部地域を中心とした児童・生徒数増加に対応し、将来的な教育需要を見据えた施設整備を進めていく。

















