県道路保全課は、2026年度の国庫補助と交付金事業の主要箇所をまとめた。全体事業費は31億2100万円。国庫補助は道路メンテナンスに基づく橋梁や歩道橋など道路付帯施設の点検・修繕、土砂災害対策で事業費が21億1300万円。新規は鹿沼市の深程楡木線野沢橋で橋梁補修設計、栃木粕尾線下永野は工法を検討する法面対策設計に着手。交付金事業費は10億800万円。除雪や冠水対策、道路防災、照明・情報板更新、道の駅トイレを改修する。道の駅は新規に伊王野(那須町)で設計を実施する。(2面に主要事業箇所)
橋梁補修は予防保全型インフラメンテナンスへの転換に向けた老朽化対策。当初予算では31カ所の設計と工事を進める。25年12月補正予算と併せ大幅な進捗を図り、今年度は法定点検3巡目3年目。設計や工事箇所は早期措置段階の3判定が対象。
補修工事は断面修復や伸縮装置の更新、桁の再塗装、ひび割れ補修など。歩道橋は再塗装を主体に延命化を図る。
長大橋のうち121号桑島大橋(橋長796m、幅員9・5m)は、1級河川鬼怒川を渡河し宇都宮市南部と真岡市を結ぶ。上部形式は11径間連続PCヒンジラーメン橋でジョイント部伸縮装置2カ所の更新に続き、防護柵のさびと曲がりを修繕するため高欄補修や歩道舗装修繕工を実施する。
栃木市と壬生町境で1級河川思川を渡河する国谷家中停車場線雷電橋(橋長291m、幅員6m)は、69年架設の9径間PCポステンT桁橋。経年劣化に伴いコンクリートにクラックが発生し炭素繊維素材で修繕した。今年度は支承設置を追加するほか、断面補修を実施する。
大田原市の461号那珂橋(橋長166・8m、幅員7・6m)は、当て板による断面修復と塗装工事を実施。5径間鋼単純トラス橋で、架設は33年度。老朽橋のため継続的に長寿命化対策を実施しており、下流にはバイパスの計画を進めている。
歩道橋の補修は、矢板市の矢板那須線片岡歩道橋(延長51・8m、幅員1・5m)で塗装塗り替えと断面補修工を実施。このほか下野二宮線自治医大病院前歩道橋など4カ所を施工する。
土砂災害対策は交付金の道路防災を合わせ11カ所。那須黒羽茂木線小原沢、塩原矢板線塩原、県民の森矢板線長井が落石防護柵工。交付金の藤原塩原線湯本塩原は吹付法枠工を実施。
交付金事業のうち除雪は、日光と大田原土木管内が対象。両事務所は除雪機械を更新する。
道路アンダーの冠水対策は、宇都宮市の宮環・宇都宮亀和田栃木線下砥上アンダー(延長610m、幅員10m)がポンプ設備の更新と電気室建屋を新設。那須塩原市の400号関谷は、豪雨時の冠水を防止するため路体500mをかさ上げ。今年度は交通を確保する仮設道路の設置工事を実施する。
道路情報板のIP化は、通信速度を速めるため光ケーブルに更新。F型大型電光掲示板を主体に進めており、今年度は真岡市の宇都宮真岡線下籠谷など2カ所。
道路照明はLED化への更新。工事は日光市の川俣温泉川治線田茂沢トンネル、設計は121号鬼怒川トンネル、藤原塩原線龍王峡トンネルなど3カ所を実施する。
橋梁耐震補強は設計中の那須烏山市の小川田野倉線新荒川橋(橋長75m、幅員6m)。57年架設の3径間ポステンT桁橋で、工法を固め渇水期の工事発注を見込む。
道の駅トイレ改修は、躯体を活用し床の乾式化と和式から洋式化への変更、感染症対策として手をかざすとセンサーが反応し水が流れる非接触化を実施。地域活性化と国内外から観光誘客を促すため現在の生活様式に対応した改修を行う。
工事に着手するのが黒磯田島線明治の森・黒磯、293号ばとう、123号もてぎ。このうちもてぎは、町のリニューアル事業に併せ駐車場の整備を計画している。
















